ブラジルで感じること | ビーチバレー 清水啓輔のブログ
地球の裏側にまで来ることはなかなかなくて、しかもリオデジャネイロやサンパウロではなく、少し端っこのパライバ州、ジョアオペッソアという街です。



日本人がなかなか来ることはないでしょう。



ジョアオペッソアは海沿いの街で、雰囲気はリゾート地のようなものがあります。



華やかな雰囲気もありますが、貧富の差は激しいようです。



Uberに乗って交差点で止まれば、窓ガラスを掃除しに来る若者やダンスを披露する若者、お手玉でジャグリングをする小さな子どもに出会います。



彼らは信号が変わりそうになると信号待ちしている車の窓ガラスを叩き、お金を要求します。



街を歩けば僕たちのような人種が珍しいのか、「お金をくれ」と挨拶のように言われます。



一軒家の塀には、有刺鉄線、もしくはおそらく触ると電気が流れるであろう鉄線が張られています。きっと空き巣が多いのでしょう。




貧しい家庭に生まれると、まともに教育を受けることが難しく、そのループから抜け出すことが非常に困難だそうです。



このように日本にいるとあまり目にすることのないような光景に出会います。




僕のお金を渡すことで彼らが幸せになれるのなら、お金を渡そうかと思いましたが、毎回、そして全員にそれができるわけではありません。



要するに根本的解決になるわけではないということです。



ですから僕は非常に悩ましく感じました。



そういう話は聞いたことあっても、実際に肌で触れると感覚が全然違います。




僕はいかに自分が育ってきた環境が恵まれたものだったかを痛感しました。




彼らと話したわけではないからわかりません。



彼らも幸せかもしれないです。



僕が勝手に評価することではないだろうし、勝手に僕の方が恵まれている、なんて決めつけることではないかもしれません。



彼らより僕は恵まれていたからよかった、だから頑張らなければとも思いません。



ただ、単純にその現実に直面した時、日本はなんて恵まれた国だ、と思いました。





ちっぽけな僕になんとかできる事ではないかもしれませんが、考えることはできます。



少なからず忘れてはいけないことだ、と思いブログに綴りました。



特に結論はないですが、少しだけ地球の裏側の事、感じていただけたら、、、