この3週間でワールドツアーに3大会出場し、1勝もすることができませんでした。
僕はこの場所で勝ちたい。
今回もまたそう強く思いました。
少しずつ変わってきたことは確実にあります。
決まった、ではなく、決めた、という得点が増えてきました。
どんなことが通用して、どんなことが通用しないのかということもわかってきました。
初めて戦うチームに対して、相手が何を得意としているか、何を苦手にしているか。
自分たちの攻撃の何を拾おうとしているのか。
それを試合の中で観察し、適切な守備を、攻撃をしていく。
これってどこでやっていても当たり前の事なんですけど、そうすることでやっと点数が取れる。
ラッキーで取れるポイントはほとんどないと言っていいです。
シビアな展開の中で、自分たちが持っているものを、どれだけ出せるか。
例えばの話、10センチトスがずれたらぐんと得点率が下がってしまうような展開の中で、いつも通りのプレーを継続できるだけの技術が自分たちにあるかどうか。
描いたシナリオ通りに事を進める為には、その辺りがかなり重要になってきます。
負けが続いて、ホテルに帰ってきた時の疲労感も決して気持ちのいいものではないです。
でも、試合の中で今までできなかったことができるようになる、わからなかったことがわかるようになるというのはとても有意義なことです。
こればっかりは楽しいし気持ちいいです。
これがもっと増えて、その先に勝利が掴めるようにやっていきたい。
苦しい中でも悪いことばかりではない。
ペアと話しながら前を向いてチャレンジしていきたい。
次は5月1日にアジア大陸予選の代表決定戦があります。
そこで勝てるように残り少ないですが取り組んでいきます。