湘南ベルマーレカップJBVサテライト平塚大会は3位でした。
いつもと違ったペアと、いつもと違った気持ちで挑んだこの大会。
一つ一つのプレーを楽しむことができました。
スポーツ本来の楽しさは、プレー自体をすることだと思います。
しかし、競技としてやる以上、勝つことで満足感を得たり、楽しいと思ったりと、勝つことが全てになってきます。
正直、勝つまではただただ苦しく、辛く、逃げ出したいものです。
それを乗り越えて勝った時の充実感は半端ではないのですが。
しかし、そこに僕は、いや、競技としてプレーする人ほとんどだと思いますが、矛盾を感じる事があります。
プレーをすることが楽しかったはずなのに、いつの間にか楽しい、嬉しいと思うのは勝った時だけで、プレーしている間は、プレッシャーであったり、緊張であったりと戦っていて、しんどいんです。
僕は、勝利至上主義です。
勝つためにやっています。
勝つことの喜びを知っているからです。
勝つことで支援していただいているスポンサーさんにメリットがあると思うからです。
楽しくやって勝てるほど、勝負の世界は甘くありません。
よく、楽しくやることが勝ちにつながるとか、楽しくやっている姿がファンを喜ばせるとか、そんなことを聞きますが、僕はそんなのじゃ勝てないし、そんなのはファンじゃないと思ってしまいます。
ビーチバレーはマイナーなスポーツ故、選手が盛り上げていかなければならないと思います。
でも、選手はやっぱり勝つためにやっていて、それが楽しいと思っていて、そのためならどんな苦しいことも乗り越えられるんです。
そしてそれは自分のためであり、自分が楽しむのがスポーツの本来の姿であると思います。
しかし、見てくれる人がいなければスポーツは発展しないし、それどころか大会も行うことができません。
ファンがいるからそこに宣伝効果を見出したスポンサーが付き、プロスポーツは発展していきます。
自分が楽しむために始めたスポーツなのに、見てくれる人のためにもやらなければならない。
これもまた矛盾だと思います。
でも、見てくれる人を増やすことが、結果自分達に返ってくるのも事実です。
この矛盾と選手はどう付き合って行くべきか。
というようなことを今回考えさせられました。
というかこれはずっと考えていたことかもしれません。
ビーチバレーをただ単に楽しいと思い、始めた。
それが勝つことだけが楽しいと思うようになった。
その結果、自分のいるステージも上がっていった。
そうしたらいつの間にか見てくれる人がいた。
自分を応援してくれる人もいる。
自分達がビーチバレーを続けて行くため、そしてレベルアップしていくためには、そんな人達の存在は必要不可欠だと気付いた。
いつの間にか自分だけの楽しみじゃなくなった。
これが自分が追っていた理想なのかはわからない。
気づいたらここにたどり着いたという表現が正しい。
僕はこの先何を求めてスポーツをしていくのだろうか?