見てると気持ちが涼むもの | True Hirtory Of 美香輔

True Hirtory Of 美香輔

持病の潰瘍性大腸炎について書いていましたが,病状が落ち着いて来たので,ブログネタがメインになりつつあり,ほとんどエッセイです。2009年5月から書き続けてきたSPORAブログの過去記事はこちらからご覧いただけます。https://blog.spora.jp/kakikomikasuke/ どうぞよろしく。



『ラーメン赤猫』の地上波放送が始まった。


まだ2話までの放送で,映画での先行上映(3話まで)の域なのだが,録画して何度も観てしまう。


絵柄が可愛くて,登場人物に嫌な奴がいないのがいい。


『ラーメン赤猫』は猫4匹と虎1頭の営むラーメン屋なのだが,休憩時間のマッサージや清掃,皿洗いなどの仕事で人間の女の子・珠子が雇われる。


性格も良く,真面目で研究熱心な女の子なのに,前職が超ブラック企業だったため,心に深い傷を負っているのだが,この猫たちが営むラーメン屋のあまりにもホワイトな労働環境に驚き,感激のあまり涙を流すシーンがある。


あれは観ているこちらも可哀想になった。そして,「いいところで働けるようになってよかったね」と背中を撫でてあげたくなった。


この『赤猫』ではオーナーの灰色猫「佐々木さん」が経営に関するすべてを管理しているのだが,契約や保険などについてもしっかりと説明し,また従業員皆が気持よく働けるようにいつも目配りしている。


従業員(茶トラの店長・文蔵,白猫のはなちゃん,黒猫のさぶちゃん,製麺担当虎のクリシュナちゃん)たちのチームワークも最高で,接客が素晴らしいのは勿論,理不尽なクレーマーや迷惑配信者などのあしらい,撃退も見事なのである。


猫たちと虎がふつうに人間の言葉を話して働いているというだけでも笑えるし和むのだが,なかなか出来ない,しかしどんな労働にもデフォルトであって然るべきあれやこれやを見せてくれるので,これから展開されるストーリーも楽しみである。