それはもう,10年近くやり取りしているブログ友達とそのご子息にお会い出来たことに尽きる。
彼女から「札幌に行きます」と通知を受けたときの私は,夜の生活から突然突き堕とされた日勤生活でうんざりしながら業務に当たっていた。
2月の,『札幌雪まつり』の終わった時期を狙ってお越しになるという知らせは,一筋の光明のように思えた。
休日の映画鑑賞と化粧品の買い物くらいしか人生の楽しみがない私にとって,彼女の札幌降臨は一大イベントとなった。
日程を聞くや否や有給休暇をまとめて取るという有様。
彼女たちの降臨まで長引く風邪に悩まされたり,コロナウィルス騒動が発生したりと色々あって,いっときは取り止めの可能性も出たのだが,何とか無事に来ていただくことが出来た。
私は顔をさらしているし,彼女からもメールで写真を送っていただいたこともあるので何となく互いにイメージは出来上がっていたと思う。
何より私は彼女の趣味というかフェチ,映画や音楽の嗜好,嫌いなものの感性がひじょうに理解出来るし,共感出来るのだ。
ウマが合うというのか。
だから,こんなに長く続いているのだと思う。
待ち合わせをしていたホテルのロビーで迷わず彼女だ!!と断定出来た。
年齢の話は失礼なのだが, その年齢が詐欺ではないかと思うくらい可憐な方でビックリした。
彼女のブログの主な登場人物であるご子息も,事前に「オッサンですから」などと知らせてきたが嘘ばっかり(笑)で,国籍不明な感じのお若いハンサムさん。
こういうブログやSNSを通じて知り合った方とご対面するときの醍醐味は,「うわぁ,このひとはちゃんと実在するのだ…!!」と感激すること。
当たり前なのだが(笑)。
お話してみると,文章通りの品格とインテリジェンスが漂い,そして可憐ながらもどこかビシッと芯の通った硬派なものを感じた。
嬉しかったのが,お若いご子息がたくさんお話してくれたこと。
やはり血筋なのか,言葉のチョイスが絶妙でセンスがある。
私と「これは絶対に許せない」と思うこと・物があまりにも同じでビックリした。
凄く気が合う。
母息子でとても仲がよい様子なのも微笑ましかった。
すすきのの某海鮮居酒屋の個室で会食したのだが,楽しい時間はあっという間,飛ぶように過ぎていった。
お2人からそれぞれお土産までいただいてしまった…ありがとうございますありがとうございます。
私はおそらく旅行はできないだろうから,是非また来て欲しい。
彼女はやはり冬に来たい…と言うが,初夏の札幌もなかなかいいものなので検討して欲しい。