E125 「いまここから」はみんなへのリスペクト
デビューはアルバムだった。
6曲入りだからミニアルバムとでもいうのだろうか。
この言い方が今でも好きじゃないからアルバムって言う。
大好きなジャクソンブラウン の「ホールドアウト」は7曲入り、1曲違うだけじゃないか(^ ^)。
この「いまここから」のレコーディングは死ぬほど痺れた。
ナッシュビルのミュージシャンとも気心がしれてきた最後のレコーディングがこの曲だった。
コントロールルームで僕が4chのMTRで作ってきたカセットのデモをみんなで聴く。
ナッシュビルチャートでのコードチェックも6回目。
フレーズにものすごくこだわってるということもわかってくれてる中で聴いてくれる。
「シンジ、ココ、こうだろ?!」
「YES!」
「OK!」という感じ。
なんとリズムRECは一発で決まった。
それをそのまま使った、ダビングにオルガンとギターソロ、シンセが入った。
ファーストテイクがファーストアルバムのファーストソングになったのだ。
そして曲タイトルは「いまここから」。
震えが止まらないほどの感動。
イントロが祝砲のように聴こえた。
歌詞の前に入る声が「イエィ!」だ、生まれて初めてのレコーディングを「イエィ!」から初めた。
30年前のこのアルバムを時々聴く、感傷的になるということでなく、盛り上がるために聴く。
思い出とかじゃなく大好きなサウンドだから聴く。
こんな機会を与えてくれたスッタフの方々に感謝の気持ちしかない。
心からありがとうございますと改めて言いたい。