E122 「ちぎられた空の下」はあの人へのリスペクト | 柿島伸次オフィシャルブログ powered by Ameba

E122 「ちぎられた空の下」はあの人へのリスペクト

「早い曲が欲しいね!○○の○○○○○○みたいなさ!」

何曲かたまってきたときにリュウさんが言った。

 

同感!僕もそう思ってたとこだった。

めちゃめちゃ早い曲を作った、相変わらず歌詞はあとから。

 

「C R&R」と呼んでいた。

 

 

この歌詞はリュウさんの言葉からインスパイアされた。

当時僕の知ってる洋楽でこのタイプはありそうでなかった、だから○○は日本のアーティストだ。

リュウさんは○○○○が大好きなのだ(笑)。

 

この歌は言葉が詰まっている、たくさん言葉を言っている。

若者の経験や気持ちを書いてみた、このときにしか書けないだろう。

出てくる言葉ポケベルやコンビニや始発、コインロッカー、90年代の言葉ばかり。

 

とにかくなんでも書いてみた、この頃はパソコンがないから全部転手書き。

いっぱい書くから大きめのノートを使っていた。

文字を入れ替えられないから横線弾いたり、カッコで閉じたり。

 

レコーディングはとにかく元気に前向きに!

ダビングでラップスティールみたいなスライドギターが加わって最高にドライブしたテイクになった。

マットローリングの間奏のピアノソロは本当に最高。

 

タイトルは「C R&R」から「四角い空」そして「ちぎられた空の下」になった。