E120 「飾られた街」はあの人へのリスペクト
ファーストアルバムの6曲は横浜の2DKのアパートで作った。
部屋は畳、西日が厳しい部屋で外階段は赤く錆びていて誰かが上り下りすると部屋が揺れた。
洗濯機は外、トイレは蓋なし、お風呂は穴が空いてた、そこで行ったことのないナッシュビルを想像しながら作った(笑)。
想像なら子供の頃から得意だった、それだけで幸せな気持ちになれるのは一つの特技なのかもしれない。
最初に何を作ったが忘れてしまったがマイナーロックを絶対やりたいと思っていた。
だから「飾られた街」を作った。
メロディーとアレンジだけが先行してできて、詞がついていないメロを歌ってるだけでワクワクした。
これをバンドでレコーディングしたらどんなにかっこいいだろうと想像するだけで眠れなくなるくらいだった。
イントロは大事だ、イントロは物語の入り口、数秒のイントロで世界に引き込む。
オクターブのピアノのイントロで曲が始まる、もう大好きなパターン。
あの人へのリスペクト、ピアノは絶対欠かせない。
アウトロでブルースハープを吹いた、完全にあの人へのリスペクト。
スタジオにはYAMAHAのグランドピアノがあって固めの音だった、でもそれがこのセッションにすごくあってた。
レコーディングの時ピアノのマットローリングに弾いてみせてコピーしてもらった、すぐコピーしてくれて感動だった。
写真左でサムズアップしてる人がマットローリング、僕の一つ上、ものすごいフレーズがバンバン出てくる、本当に感動。