声をあげる人 | 柿島伸次オフィシャルブログ powered by Ameba

声をあげる人

 

松尾さん本文より

 

『昨年8月、「すべての音楽業界人のみなさん! 今こそSNSで声を上げませんか。この国の未来、そしてこの国の音楽業界の未来のために」と呼びかけましたが、同業者の反応が驚くほど鈍かった。旧ジャニーズや政治問題の発信をするようになり、どのくらいの人が僕の元を離れていったか分かりません。でも、この先の人生を歩むために心強いと思える人たちも現れるようになりました。』

 

「発言気をつけたほうがいいよ、仕事なくなるよ」

僕も数人に同じようなことを言われたことがあった。

 

別に大したことは言っていない。

「原発あぶないよね」「戦争はよくないよね」「税金高いよね」「裏金頭にくるよね」「私や妻が関係したら総理大臣も国会議員もやめるって言ってたよね」「選挙にいこうよ」。

生活してると自然と感じることだ。

 

おかしいことをおかしいと言うのは人として当然と思ってる。

 

松尾さんはこうも言ってる。

『社会の中のエンターテインメントやアートは、人体における毛細血管のようなもの。それがないと社会から、しなやかさが失われます。』

 

しなやかさが失われた社会になってしまった、そう感じてるのは自分だけじゃなはいと思う。

昔は良かったなんて言わないが、明らかに言いたいこと言わなきゃいけないことを映画でもドラマでも歌でも作品に落とし込んでいた。ビートルズ、ストーンズ、U2、ボンジョビ、スプリングスティーン、ジャクソンブラウン、etc.社会を当たり前にちゃんと歌っている。

 

ポールマッカートニー

『「アコースティックギターを持って座っていたら、60年代にアラバマやミシシッピ、特にリトルロックで起きていた公民権問題について耳にしたんだ」「もし、そのような問題に直面している人たちに何か届いたら、少しは希望を与えることができるかもしれないと思ったんだ。だから『ブラックバード』を書いたんだ"』

 

ビートルズの名曲「ブラックバード」があたたかいメッセージソングということを恥ずかしながら最近知った。

 

遠巻きに見て様子を伺うのは良心がある証拠、松尾さんを一人にさせない、僕を一人にさせないで(笑)。

フランクに行こう、カジュアルに社会を語り合い、みんなで声をあげよう、選挙に行こう。