71 3rdアルバムミーティング 大プロジェクト発表
なんと3枚目のアルバムの曲作りがライブの旅の中進行してた。
ついこの間デビューしたばかりじゃなかったのか、時間が濃い上に早い、こんな感覚は初めてだった。
それまでは一曲つくるのに数ヶ月かかったりしてた。
20歳から数年コウさんに週2曲デモテープを出してたがそこからはほんの数曲しかOKは出なかった。
「こんなに早い間隔で曲を作るのか、みんなすごいなぁと」他人ゴトのように思っていたが自分のことだ。
言い方がへんだけどやらなければいけない。
レコーディングミーティングでケイさんに告げられた。
ケイ「今度のサウンドプロデューサーなんだけど佐橋佳幸さんにお願いしようと思ってるのですが」
か「え!?西本さんじゃないんですか?」
佐橋さんは「TRY AGAIN」のアレンジ「WINDING ROAD」や「Running On」でギターを弾いてくれたギタリスト。
正確で熱いギターを弾くというのが最初の印象だった。
「名前のついていない場所へ」では僕が2DKで作ったカセットをナッシュビルで再現レコーディング。
「夜明け前で」は西本さんと踊り場プリプロして考えたフレーズを生かしてもらったセッションっぽいレコーディング。
今度はどんなレコーディングになるんだろう?
佐橋さんのアレンジはものすごく練られてる。
頭にイメージしたとおりがそのまま音になる。
三枚目は緻密にアレンジングされたサウンドを柿島が歌ったらどうか?
ケイさんたちの話を聞くと違うアプローチを試してみたいということだったと思う。
レコーディングには色々なスタイルがある、本当に様々だ。
それを僕に体感させたいという思いがあったんだと思う。
西本さんの時は階段踊り場プリプロをやったが今回はどういうやりかたでやるんだろう?
期待がすごくあるけど正直不安もあった。
佐橋さんをまだよく知らなかったけど、アコースティックギターやアメリカのアコギサウンドが大好きということを聴いて安心したのを覚えている。
そして次のミーティングで大大プロジェクトが発表されたのだ。
か「えー!?まじですか!?」