56 憧れの武道館 マコさんとの出会い | 柿島伸次オフィシャルブログ powered by Ameba

56 憧れの武道館 マコさんとの出会い

ライブではずっとタカミネギター使ってきた。

デビューする前だけでも4本、そのうち1本は高校時代の友人へ、2本は人に貸してそのまま返って来ず(笑)、一本は未だに使っている。

 

タカミネからオリジナルギターを作ってみませんかという話をいただいた。

タカミネギターのマコさんと初めてあったのはツヨシさんの武道館だった、マコさんはギターエンジニアをやっているのだ。

そこで立ち話でミーティングをした。

 

マコ「リュウから話聞いてるとジャンボタイプがいいんじゃない?」

 

マコさんとリュウさんはなんと高校時代の同級生だった、先に僕の話をしておいてくれたらしい。

数年前にポールマッカートーが来日した時タカミネのジャンボタイプを弾いていたことを知ってた僕は、

 

か「ジャンボタイプでお願いします!」

 

マコ「色はどうする?黒のつや消しかっこいいよ、よく見ると深緑っぽい色も入ってるの」かっこよさそうだ。

マコ「ツヨシはタバコサンバーストだからそこで差別化もできるしね」

 

マコさんはポールマッカートニーやイーグルス、ブルーススプリングスティーンやボンジョビなど様々なアーティストに特注ギターをつくってきている人だ、今だにお付き合いさせていただいててギターメンテナンスもやってくださっている頼もしい人だ。

 

か「是非それでよろしくお願い致します!」

 

マコ「せっかくだから弾いてみる?」

か「え?」

マコ「ステージでギター弾いてみてよ、サウンドチェックしたいから」

 

その日僕は憧れの武道館のセンターステージに立った(人様のリハで)。

 

そうサウンドチェックだ、スタッフとして音を確かめるためにステージにあがったのだ。

 

ポロンと弾く、めちゃくちゃいい音、軽くストロークする、おお!!

こんなにクリアーに力強くかえってくるモニターは聴いたことがない。

 

ビートルズの「マザーネイチャーズサン」を弾いたりした。

 

遠慮がちに控えめに弾いてる僕に、誰がいったかわからないけど「歌ってみてー!」と声がした。

遠慮がちに控えめに歌ってる僕に、誰がいったかわからないけど「モノマネしてー!」と声がした。

 

間髪入れず条件反射的に「あた〜いきぃずなぁにぃ〜♫」とやっていた。

そうしたら客席のあらゆる入り口から人がポコポコでて来たのですぐやめた。

スタッフの方々が笑ってくれたからよかったけど、今思うと震える、切なくてじゃなく震える(笑)。

 

このノルかソルかの大バクチの「間髪入れず条件反射的モノマネ」のふざけんぼのクセは今の年齢にも残っていて、いつでるか自分でもわからずこわい(笑)。

 

子供のころから落ち着きがなくふざけんぼの僕は親に「ドリフターズにはいんなさい」と言われたりしてた。

ドリフもビートルズもこの武道館でやったんだもんなぁ。

武道館でワンマン。

続けてみなきゃーわかんないだろ?♪だ。