苦しんでいる先生たち 「せざるを得ない残業」「やりがい搾取」「帰れない雰囲気」 | 柿島伸次オフィシャルブログ powered by Ameba

苦しんでいる先生たち 「せざるを得ない残業」「やりがい搾取」「帰れない雰囲気」

賛同署名しました。

 

本文より

『数年前から問題になっているにも関わらず、なぜ教員の労働環境は一向に改善されないのでしょうか。そこには、ある法律が大きく関わっています。

 

公立学校では、平均残業時間が過労死ラインを超える一方、残業代は支払われません。それは1971年に制定された《給特法》という法律が、公立教員の残業を「自発的勤務」、すなわち「教師が好きで勝手に働いた扱い」としてしまうからです。

 

この法律は、1966年の残業時間が月8時間程度であったことから、月給4%を支払う代わりに「残業を労働と認めない」「残業代は支払わない」と定めました。

 

しかし今や残業は10倍にもなり、そのほとんどは好きでやっているわけではない、「せざるを得ない残業」なのです。こうした残業を「自発的勤務」とする給特法は、近年「4%定額働かせ放題」「やりがい搾取」と揶揄(やゆ)されるようにもなりました。

 

裁判にでもなれば、校長は給特法を盾に「残業は私が命じたものではない」と主張します。

このように公立学校では、残業の責任者が不在となっているのです。

過労死でさえも「好きで働き過ぎて亡くなった」とされかねません。』