英雄なんていらない
ニュースでは戦争の作戦が話される、どこまで攻めてどこが陥落したか。
ナショナリズムを掻き立てる勇ましい言葉が行き交う毎日。
「ゆるさない」「ひどい」「国家を守るために命をかけて最後まで戦え」
ボーッと見てると、感情が流されてることに気づいてハッとする。
テレビは英雄を作り出し正義のために戦わなければというメッセージを流す。
武器では止まらないってもうみんな知ってるじゃないか。
勝つために兵力をどんどん増やした結果どうなった?
第二次世界大戦の日本は民間人の出兵、インパール作戦を含む南方出兵では6割が餓死、学徒動員。
ドイツは女性子供まで兵士に。
ベトナム戦争は泥沼化、役500万人の戦死者。
戦争は、時の指導者の体裁とプライドとエゴにふり回される強制労働。
勲章は、戦争を正当化するためのメダル。
英雄なんていらない、英霊だっていない。
国のために命を捧げろという指導者をもう選んじゃいけない。
抑止力という言葉をつかって勇ましいことを人を選んじゃいけない。
他国の戦争を利用して改憲や核共有など国防強化を唱える人を選んじゃいけない。
人生は政治の中にあるということをまざまざと見せつけられる毎日だ。