僕はてんかん持ちです。
発症して以来27年もの間、いろいろな辛い経験をしてきましたが、
今でもてんかんと闘い続けています。
僕のブログの原点は・・
①「自分だけが辛いわけじゃないんだ。」
②「他にも、僕と同じ、いやそれ以上の辛い経験をしてきてる『てんかん持ち』の仲間はたくさんいるんだ。」
それでも、初めて国立精神神経センター(NCNP)のてんかん病棟に入院するまでは、僕の周りにてんかん持ちの人は一人もいませんでしたから、話したことも無く、発作を見たこともありませんでした。
ですから、それまでの僕の思いはこうでした。
「なんで、自分だけがこんなに辛い思いをしなきゃいけないんだ!」
「初めて発作で倒れて以来、毎日発作発作・・薬を増やしても増やしても発作は減らない・・どうなってるんだ??」
「周りの人間は、『お前、本当に体調が悪いのか?サボってるだけじゃないのか?』と嘲笑する。なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ!!」
そこで、てんかん持ちの仲間と辛い経験談を話し、発作をこの目で見たことで、胸の中のつっかえ棒が取れた、みたいな感動を覚えたんです。
この①、②の気持ちを持てたのも、この入院があったからです。
そこで、同じ経験をしてきた患者仲間と「辛さの共有」ができたからです。
そんなわけですので、僕はできる限り、ここでやり取りした方と、「仲間として闘っていきたい。」と思っています。
このブログ↓は、最初の数行の話は、その話とはちょっとだけ違うんですが、
その原点となる話、そして、偶然ですが、てんかん治療の採血結果で、甲状腺機能異常が出たことから、専門病院に行ったところ、
甲状腺乳頭ガンが見つかり、摘出手術を受けたわけです。
このブログは、その手術後に発信したものです。
その後、甲状腺乳頭ガンの再発、転移等は全くなく今に至っています。
そこで、今また、僕自身、このブログでてんかんのことを発信するようになった感動をもう一度振り返ろうと、このブログを読み返しました。
そして、改めてみなさんにもできれば読んでいただければと思います。
発信したのはもう3年も前ですが、あらためて「しんちゃんブログ」の原点になる話を発信しますね。
そして、これからも、「しんちゃんブログ」をよろしくお願いします。