元にした物は食器乾燥機です。
サイズは488✕426✕354mm
温度設定は室温から90℃までは可能ですが、そこまでの高温は不要ですね。
作業自体は簡単で乾燥機のタイマースイッチを温度制御可能なデジタルモジュールに付け替えるだけです。
作業を始めれば長時間はかからないですが始めるまでが長い😅
分解と入れ替え作業30分〜1時間
紙コップは外したネジやパーツを仮に収納するだけの物です。
紙コップにその時々のメモ書きとネジやパーツ等と一緒に入れておけば組立時に迷うことがなくなりネジ余り防止にもなります。
改造部分は前面のタイマー部分がメインです
動作表示とヒーターオンオフスイッチ用の配線が3本ありますがスイッチ部分では2本になるように配線されています。
1本は表示ランプ経由でつながっているだけです。
使用したデジタルモジュール(約600円)は12V電源が必要で12VのACアダプターをケース内に収納する事も出来ますが熱がこもったりするのも避けたいので今回は外付けにしました。
ACアダプターは手持ちのコンパクトなACアダプターを使いました。
ACケーブルの下側からアダプター用ケーブルを引き出しています。
完成した状態では元々のケーブルの下から引き出しているので目立たないです。
改造は以上のように単純です、使ったデジタルモジュールの配線は端子にネジ止めなので、はんだ付け不要でした。
デジタルモジュール本体の取り付けはグルーガンで止めただけなので元に戻すのも可能です。
ケーブル引き出し部分のみ削ったが他の部分は元に戻そうと思えば出来ます、前面のパネルをデジタルモジュールのサイズに合わせてカットすれば綺麗に仕上りますが元通りに戻せなくなります。
熱風が出るところはステンレスの板で風が横方向に回り込むようにしました。(板を立て掛けているだけ)これで熱風が直接は当たらないです。
温度の維持範囲や正確さはデジタルモジュールでキメ細かく設定出来ますが、精度を上げ過ぎて温度変動幅を余りにも細かい設定にし過ぎるとヒーターオンオフの回数が過剰に増えて機器の寿命を縮めてしまうので必要な精度と温度変動範囲(オンオフ制御の間隔)のトレードオフが必要になります、なんでもそうでしょうがバランスですね。