3.11震災後2週間後くらいまでは、とりわけ、自分の中でリアリティが混乱していた。
そんな中で「確かなこと」というのは意外と貴重で。そしてすごく心の支えになって。
僕にとっても、「確かに言えること」があった。
『通勤中に見かける知的障がい(と云われる)の男性が、エスパー伊藤に酷似している』
違いといえば、髪がベリーショートで、瞳が少しつぶらなことくらいかな。
朝の店じたくをする商店街のおばちゃんに、跳躍しながらのあいさつ。
その満面の笑み。満面というか、体ぜんぶで笑みを表現。
とびっきりのその笑顔…その瞬間に放たれた輝きはいったい何万ワットだったのか、測定器を持ってなかったから分からないけど、
その瞬間、世界には愛しか存在しなかった。
その光景を目にした僕の世界でも、あまりの愛のインパクトに、それ以外のものはいっさい入る余地が無かった。
誰への嫌悪も、何らの否定も。
(神の顕れとしか思えなかった。)
震災以降に初めて見かけて、それ以来毎日すれ違うようになった。
(毎朝、神と会う…)
なんでそんなに目が澄んでるの ?