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Quonの地上生活

ドラム祭祀奏者の肩書きで人間社会に馴染もうとするQuon。大人たちの不可解な常識に戸惑い身を隠していたが、沢山の仲間に出会い励まされ 魂のまま生きることを選ぶ。そして... 21世紀地球での魂たちの交遊を描いた心温まるヒューマンファンタジー

3.11震災後2週間後くらいまでは、とりわけ、自分の中でリアリティが混乱していた。



そんな中で「確かなこと」というのは意外と貴重で。そしてすごく心の支えになって。



僕にとっても、「確かに言えること」があった。










『通勤中に見かける知的障がい(と云われる)の男性が、エスパー伊藤に酷似している』





違いといえば、髪がベリーショートで、瞳が少しつぶらなことくらいかな。


朝の店じたくをする商店街のおばちゃんに、跳躍しながらのあいさつ。


その満面の笑み。満面というか、体ぜんぶで笑みを表現。


とびっきりのその笑顔…その瞬間に放たれた輝きはいったい何万ワットだったのか、測定器を持ってなかったから分からないけど、


その瞬間、世界には愛しか存在しなかった。



その光景を目にした僕の世界でも、あまりの愛のインパクトに、それ以外のものはいっさい入る余地が無かった。


誰への嫌悪も、何らの否定も。





(神の顕れとしか思えなかった。)


震災以降に初めて見かけて、それ以来毎日すれ違うようになった。


(毎朝、神と会う…)








なんでそんなに目が澄んでるの ?