地球温暖化とスクラバー | Wonderful Voyage Diary~虹色船乗り日記~

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外航船の船乗りエンジニア

20代の大半を乗船勤務で過ごす。
諦めていた結婚やその後の船乗り生活も謳歌。

とある船乗りの珍道中、
言葉遊びの好きな文系エンジニアがポジティブお届け。

ひとつのエンタメとしてお楽しみいただければ幸いです
(^人^)

早起きして4日ぶりに朝ごはん食べました
船乗りKAKERUですおはようございます🌅

昨日は伊方原発運転が司法により差止め仮処分の決定がなされましたね。
2014年に原発事故後初めて大飯原発に運転差止め判決だされて5例目?でしょうか。

地震や近くの阿蘇山噴火のリスクも大きいですしね。色んな立場の人がいらっしゃると思いますが、個人的にはこの流れが続いて欲しいです。

佐田岬半島(大分の方にびよーんと延びてるとこ)の西の人たちは逃げられないやんとか、
もし伊方で原発事故起こったらチェルノブイリの避難区域に当てはめたら鹿児島から大阪まで四国も全部人住めなくなるやんとか、
震災後色々気にしだしてからは思うところが多々ありました。
高知出身ということもあって。

普段は忘れがちというかずっとも考え続けられないから、
直接間接何でも淡々とひとつひとつMake a better place の行動をしていくのみだなあと思って生きてます。

いわゆる地球温暖化には懐疑的なんですが、
というのも学生時代、環境部済学の授業でレポート作るために色々調べたことがあって、
地球はスパン的には氷河期に向かっているようです。カミングスーンポールシフト。

にも関わらず、
北極の氷が溶けまくって白くまさん難民したり、ツバルなど南国の島国が水没の危機に晒されているのはやはり人間の活動が原因じゃないかと思いますけどね。

発電所の海への排熱が~という話もありますが、
地球的にはやはり温室効果ガスが増えると宇宙への排熱が滞り、
サウナ状態になっちゃうみたいです。

まあ全部誰かが書いた何かを読んでのうんちくなのですが、
自分の中では環境ビジネスが展開されているという点を除いても色々納得いってる通説です。


先のブログでも書いた
今月から始まった船の排ガス排出規制の世界上限の一斉強化(燃料硫黄含有量3.5%→0.5%)もそういった観点から十数年前から議論されていたんでしょうね。

現場大好き人間ですが、先達に倣い、お勉強も続けていきます。

排ガスの硫黄分を煙突で海水シャワーを浴びさせて、大気へはクリーンな(温室効果が軽減された)排ガスを排出させるのがスクラバーです。
これを就航船の煙突排ガス菅にでっかい穴開けてスクラバーを継ぎ足すのがレトロフィットプロジェクトです。
環境規制ルールが施行されちゃったので今走ってる船も対応せざるを得ないんですね。
車と違って30年くらい走るので。
 
メーカーにもよりますが、タンカー用スクラバー搭載プロジェクトで数億円規模。
硫黄分の少ない低硫黄燃料LSFOを使ってそのまま走るか、
数億円かけてスクラバーを搭載して今まで通り重油HSFOを使うのか、
燃料費は今のところUSD400/ton程度なので、
低速運航しても1日100ton以上使うとすれば、
1ヶ月1億円以上の燃料費差額、、、

スクラバー搭載か、燃費あげて走るか、
どちらを選ぶが決定を下す船主さんの胸中やいかにです。燃料代も推移しますしね。

ホルムズ海峡閉鎖されるなんてことになった日には、、、恐々。
アメリカ軍部さんほんまに止めてください。
イランと仲良くしてください。


久しぶりにまともに書いたなあ。笑

健康と良心を大事にします。
笑顔と喜びと安心がたくさん訪れますように。

はりきっていきまっしょい!!!