椋神社と龍勢祭り他 | 異界行

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オカルト歴ン10年の著者が、過去に行ってきたミステリースポットの調査内容を報告します。

まずはお詫びから。

前回の記事でアニメ「あの花」放送時の龍勢祭りの報告をすると書きましたが、その当時(2011年)の写真がどうしても見つかりませんでした。

ですので、報告は画像無しのものになります。

Youtubeにその時の動画が上がっていたので、代わりに貼り付けておきます。

龍勢打ち上げ時は各流派が口上を述べるのだけど、超平和バスターズの打ち上げでは、めんま役の声優・茅野愛衣さんが担当しました。この瞬間は、声優イベントのような盛り上がりがありました(笑)

 

舞台となるのは<椋神社>。

社伝によると、日本武尊東夷征伐のおり、甲斐国酒折宮から武蔵国諸郡を経て当地を通りがかった時、霧が深くて進めず、軍神である事勝長狭神(猿田彦大神)に神慮を請い、鉾を立てたところ、光を放って飛翔し、井泉の椋の木の下に止まった地点に老翁が現出。その老翁が、日本武尊を導いたという。後、日本武尊が、大神に感謝して祠を建て、祀ったのが創祀。

御祭神
猿田彦大神・武甕槌命・經津主命・天兒屋根命・比賣神

社殿。祭りの日はたいそうな賑わいだったけど、この日は人っ子一人おらず、静寂に包まれていた。

この建物に横に掛けられているのが龍勢。

龍勢の説明書きと周辺の案内図。

境内社。

有形文化財に指定されている八幡神社旧本殿。扁額には鳩文字があしらわれている。

奥手に見えるのが龍勢の発射台の櫓。手前の舞台で各流派が口上を述べる。

ロケットが見事に打ち上がり、パラシュートが綺麗に開けば成功。

 

<龍勢祭り>

毎年10月の第二日曜日に実施される。27の流派があり、毎年三十数本の龍勢(火薬を仕掛けた龍)を轟音とともに天高く打ち上げるものである。上がった龍勢は、発煙等の仕掛けを展開する事もある他、パラシュート状の物体を内包することもある。この祭りで奉納する龍勢は各流派の手作りで作成される。通称農民ロケットとも呼ばれている。
なお、打ち上げられたロケットがまるで龍の如き勢いであったことから、龍勢と呼ばれるようになったという説がある。(wikiより)

 

つまり、巨大なロケット花火。起源については諸説あるが、元寇で蒙古軍が使った兵器とされる。それが戦国時代に狼煙として使用され、各地に伝わったとのことである。

しかし、このような説ではオカルト者の著者がブログ記事にするまでもない。なので、奇説を紹介。

それは、平成元年に刊行された高橋克彦氏の小説「竜の柩」から著者が類推したものである。

この小説は主人公たちが世界各地に伝わる「竜」伝説の正体を追うものであるが、そこで主人公は諏訪大社の御柱の調査で、「竜(龍)=ロケット」と結論付けている。

すなわち、龍神=エイリアンであり、神の乗り物であるロケットを見た古代人が、それを模った御柱として信仰するという「カーゴ・カルト」の一種であるという。

かなりSF的な内容だが、御柱がロケットなら龍勢はまさにロケットそのものではないか?

秩父の地でも、神の乗り物であるロケットを見た古代人がロケット信仰を続けていて、龍勢はその名残なのではないか?

記憶があやふやだが、

龍という漢字そのものがこのロケット発射台を模った象形文字ではないか?とする説も聞いた気がする。

ちなみに、著者が大昔に諏訪大社を調査したのは、まさにこの「竜の柩」に触発されたからである(笑)

 

【オマケ】

秩父は先述したようにアニメの聖地である。

椋神社に奉納されている絵馬もこの通り。

「あの花」スタッフが同じく秩父を舞台にした劇場版アニメ「心が叫びたがっているんだ」のポスターもちらほら。

そして、神社の近くには道の駅「龍勢会館」がある。

その入り口に佇むめんま案山子…めんまなのか??

その他、写真は撮らなかったけど、会館内部はアニメ関連のグッズや展示品が多数ありました。