「…これ、いったい何なんですか?」
マスターの足下にちょこんと座り、眼前のいきり立った一物を興味津々な様子でまじまじと見つめながら、マスターに尋ねる。左右のツインテールを振り振りしながら、きょろきょろと目を動かして一物を観察する。
「これかい?これはね、最新人体設置型マイクだよ。最近買ったんだ」
ぶらぶらと一物を揺らしながら、優しい口調で嘘八百を吹き込むマスター。穏やかな顔立ちをした彼は、何故か真っ裸であった。
「そんなものがあるんだ・・・高くなかったんですか?」
「安かったよ。そんないい性能とかでもないし。そんないい性能でもないし」
「へえ・・・じゃあ、早速試してみます」
すこし緊張した面持ちになりながら、ミクが一物に右腕を伸ばし、小さな手でぎゅっと握る。
「痛い!痛い痛い!」
「あ、ごめんなさい!」
マスターの叫びに、ミクは慌ててマイクから手を離す。顔を引きつらせて悲痛な表情になったマスターを心配そうに見守りながら、優しく背中を撫でてやる。しばらくして復活したマスターは、厳しい口調でミクに説教をする。
「もう、壊れやすいんだからそっと扱わないとダメでしょ?」
「はい・・・すみません・・・」
しょんぼりとしながら落ち込んだ様子で謝るミクに、マスターは優しく頭を撫でてあげる。
「・・・そんな落ち込まないで。次ちゃんとやればいいだけだからさ」
「・・・分かりました。頑張ります!」
意気込んで、もう一度一物をつかみに掛かる。今度は先ほどの失敗を踏まえ、指をすこしずつ絡ませながら、まるでシャボン玉を手に乗せるように一物をつかんだ。
「わっ、熱い・・・」
「すこし熱持つんだよねー。まあ慣れれば気にならないから」
分厚い血管が浮き上がらせ、びくびくと震える一物に、指を這わせたり、軽く息を吹きかけたりして様子を見る。これまでとは違うマイクに戸惑いつつも、早く慣れようとしているようだった。
「じゃあ、使ってみますね。あーあー」
「あ、ミクちゃん。それだと声が入らないんだ」
「え?じゃあどうするんですか?」
「このマイクはね、口にくわえて使うのさ!」
「そうなんだ!凄いですねマスター!」
「本当そうだね。じゃあ、くわえてみて」
「はい!あーん、はむ!」