宮廷の諍い女 人豚の物語





来年、BS11に戻ってくると聞いて懐かしくなり、なんとなく一話を見返してみたんだよね。

そうしたら案の定、視聴が止まらなくなり結局二周目に突入した私だよ。


その時間で、新しいドラマ見れるじゃん!


まぁまぁ、その通りだけどさ。

懐かしさに浸りたいお年頃だから許してちょ。



ターニングポイント指差し


そしてあっという間に35話まできた。

タイトルからして怖いよ。

題して「人豚の物語」だよ。


解説しよう。

この時代の人豚と言えば、可愛い子豚ちゃんが魔法で人になるわけではなく手足を切られ、目をえぐられ、耳を潰されたあげく、豚がひしめく廁に放り込まれるというサイコな罰なのだ!

この時代、人の糞尿を豚のエサとしていたために、トイレの下に豚を飼っていたらしい。


いやはや。

豚さんは手足もあるし目も見えるし耳も聞こえるけどな。女が女に与える罰は残酷ですわなぁ。

考案者は漢の建国者である劉邦の皇后で、一般には呂后と呼ばれる女性。

かつて権勢を誇った則天武后もこれを気に入らない妃嬪に喰らわせたらしい凝視

(嘘かもしれないけど)


ま、これは宮廷ものあるあるだね。

私が言いたいのは豚さん罰の事ではなく、この物語を自分を侮辱した妃嬪に語るに至ったヒロイン甄嬛の心境の変化なのですよ。


それまでは純真な真心から朕を愛し寵愛され、嫉妬による陰謀を生まれ持った聡明さで振り払ってきた彼女が、流産をきっかけに失意の底に落ち、愛は儚いものだと悟るに至り、冷宮送りになった妃嬪たちの末路を目の当たりにした甄嬛はいよいよ覚醒する。


すなわち…

寵愛は与えられるものではなく

みずから仕掛け、掴みとるものなのだ!と。


善良なままでは生き残れない。

それが後宮。

朕を本気で愛しているかなどは愚問。

愛されない女に待っているのは死あるのみ。


ライバル妃嬪を押さえつけ、圧倒的な恐怖でマインドコントロールできる者だけが最後に笑うのだ。


「ある日突然、イケメン御曹司社長に溺愛されちゃった❤️」


みたいなおバカな子では間違いなく殺される。

純粋に朕を愛した日々は終わり、これから人生をかけた女の戦いが始まる、そんな大きなターニングポイントを迎えたのが第35回「人豚の物語」なのです。


いやぁ。

力のあるドラマは何回見ても面白いね。


BSが初見というみなさんも、安心して沼ってくださいませよ物申す


この頃のスンリーは月花の頃と比べて

線が細くて綺麗ですね。


だんだんメイクがキツくなっていくのも

ポイントよ指差し



で、一番のお気に入りは

絶対に報われないポジ、温侍医。

いつでもどこでもヒロイン守るマンなのに

肝心な時にはいない事が多い驚き何故?



最後までふびんびんは御約束よね。

早く続きみなくっちゃ!


ではまたパー


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