今年で30回目を迎えるサロマ湖ウルトラマラソンが6月28日に開催されました。
日本で100kmマラソンが開催されて、一番歴史がある大会です。
早いもので、今回で13回目となり、今年は明走會から一人での参加になりました。
昨年は98.5km地点での時間オーバー(記録なし)を初めて経験をし、この1年いつも頭にあったことで1年が待ち遠しく感じました。

朝焼けがサロマ湖に映る幻想的なレース当日を迎えました。
今年は例年と違い、スタート時10℃を切る、寒いレースになりました。
例年高温になるため、寒さ対策をしておらず、日焼け防止用にとアームウォーマーがあるくらい、前日、汗冷え対策にファイントラックのインナートップとビニールポンチョを購入して臨みました。
暑さでばてる怖れはなくなったものの低温が別な問題を引き起こす可能性もあり、油断は出来ませんでした。

もうひとつ障害になったのは、上海から東京への移動で、富士五湖と同じように香港経由便を利用したところ梅雨シーズンの上海は雨で遅延、香港での羽田便への乗り継ぎが間に合わず、夕方に乗り継ぐ予定が、深夜零時をまわり、成田に早朝到着する便となってしまいました。
それにより羽田での宿泊と羽田から帯広へ早朝便をキャンセル、成田から羽田にリムジンバスで移動した後、昼便で女満別に入り、帯広で合流する予定だった仲間のレンタカーに女満別で拾ってもらい事なきを得ました。

レース当日は1時半起床だったため、2日続けて3時間ほどの睡眠時間での出走でした。
それでもペースは悪くなく、10kmが53分、20kmラップ56分と順調、しかし20km手前から吐き気と頭がすっきりせず低血糖のような症状でペースダウン、急いで糖分を取るようにしてから30km過ぎで回復して来ました。

フルの通過が3時間54分と例年にないタイムで通過しました。
調子に乗り55km手前の大エイドまでに力を使ってしまい(5時間5分通過)、再スタートした時には足が終わっており、前に出ない状態が続き、歩きと走りを繰り返すことに。
過去、復活する場合もあったが、今年は60km以降も一向にペースは上がらず、10km75分前後のペースのままワッカに入りました。





80kmからのワッカの絶景に癒され、まわりでもがいて走るランナーに励まされながら、がまんの走りに。



折り返してくるランナーに後ろにいると思っていたリンムーさんがいて、サブ10ペースでゴールを目指す姿に、自分も目が覚めました。
しばらく頑張ることが出来たものの、それも95kmまで。

残り5kmから再び失速、やっとの思いでワッカを抜けることが出来ました。
ラスト2kmの直線が長く、ゴールまで遠いこと。。
何回走ってもこの辛さは変わりません。
それでもゴールの喜びはひとしおです。
10時間36分5秒でのフィニッシュでした。

昨年果たせなかった完走と、昨年作ったサロマンブルーの足型レリーフを自分の目で確認するという目的を果たせることが出来ました。