美○子さんと70キロ地点で別れて、この時点での最終ランナーとして80キロ関門へ気持ちを切り替えて再スタートしました。

72キロで岡○夫人が身体を歪めながら走っていました。
時間を勘違いしていたらしく、残り時間から80キロ関門も諦めなくても大丈夫と話をしてから先に向かいます。

75キロの鶴賀リゾート前では、名物のお汁粉とお雑煮が振舞われ、味わっていただきました。

さらにペースを上げ、80キロを9時間44分(ラップ60分、関門10時間)で通過。
そして眼前にワッカ原生花園とオホーツクの海が飛び込んできました。

$reset & rebuild


$reset & rebuild


毎年この景色をみるとサロマに戻って来れたなぁと感じます。

ただ今年はどうしても美○子さんにもこの絶景を見ていただきたかったので喜び半分でした。

$reset & rebuild


ワッカ原生花園は、写真のようなまっすぐな一本道が延々と10キロ近く続くコースで90キロ手前で折り返してくるため、ほとんどのランナーとすれ違うことになります。

$reset & rebuild


$reset & rebuild


体力的にも一番きついところであり、お花畑もところどころに見られる一番きれいなコースで仲間らと励まし合うことができる最高のシチュエーションになっています。

$reset & rebuild


$reset & rebuild


83キロ付近で前を走る、背の高いクライアントの小○寺さんを見つけました。
背中をたたき、再会を喜びました。
会話から完走に向かって順調に行っているようで安心しました。

85キロ付近では、折り返してくるランナーの中に藤○さんを発見、終盤にも関わらず軽快なスピードで走られていました。10時間台は大丈夫そうです。

$reset & rebuild


89キロが過ぎていよいよ折り返しです。今来た道を戻り、残り10キロになります。
90キロは10時間40分(ラップ55分、関門は11時間30分)で通過しました。

ここまでペースを上げてきましたが、急に足どりが重くなって来ました。

やはりそんなに甘くはなく、ペースを落としながらも走り続けました。

$reset & rebuild


途中には応援の人たちもワッカまで足を運び、賑やかでした。

$reset & rebuild


ようやく95キロとなり、カウントダウンです。
あと4キロ、あと3キロ・・そして長いワッカを終え、一般道に出て来ました。

そこに再び高石ともやさんがいて、ランナーひとりひとりに声をかけていました。

自分も再び元気をもらい、最後2キロをペースを上げて会場に入りました。

ゴールゲートをくぐり(11時間44分)、完走メダルを首にかけていただきました。

$reset & rebuild


70キロでお別れした美○子さんからメールが入っており、バスから自分が走っているのを確認できたことや今晩乗る飛行機のためすでにタクシーで空港に向かったことなど、元気なご様子が書いてありました。
こちらも無事ゴールしたことを報告しました。

先に10時間台でゴールしていた藤○さんとサロマンブルー専用の休憩所で再会し、今日の頑張りを讃え合いました。

制限時間の13時間が近くなり、ぞくぞくと戻ってくるランナーを見ているとなんと岡○夫妻が手を取り合って現れてきました。
ぎりぎりで各関門を通り抜けてきた夫人の粘りとあきらめない気持ちが通じた12時間57分の感動的なゴールでした。
藤○さんとすぐに岡○夫妻のところに行って、おめでとうと言葉をかけることができました。

$reset & rebuild


そうして今年もサロマの長い一日が終わりました。

自身も初めてブルーゼッケンを付けて、これまでのことを振り返りながら、純粋に走れることの喜びと感謝を持ちながら走ることができて、とても幸せでした。

$reset & rebuild


ホテルで汗を流し、藤○さんと小○寺さんと近くの居酒屋「蒸気船」で地元の新鮮な刺身やカキフライやホッケ焼などを肴に完走の祝杯をあげました!
一年で一番美味しいお酒です。