"Run For Thought" てっちゃんランナーのトレーナー生活-110821_1244~01.jpg

上野の東京国立博物館では『空海の密教美術展 Kukai’s World The Arts of Esoteric Buddhism』が開催(7/20~9/25)されています。

最近は仏像ガールと呼ばれるくらい仏像にはまっている女性が増えているようですが、今回は京都東寺で空海の世界観が表現されている仏像曼荼羅のうちの8体(もちろん全て国宝)が展示される他、空海にまつわる数多くの国宝と重要文化財が一同に展示される滅多にない機会とあって、仏像にはまっているわけでもない私もご多分に漏れず十分に楽しめる美術展でした。

館内は、若いカップルなども結構いて多くの人で溢れかえっていました。

そんな中、貴重な展示物ばかりでしたので一つひとつ大事に拝観しようと慌てずに時間をかけて見て回りました。

平安時代に書かれた現存する最古の空海直筆の書や空海の世界観を表現した仏像を間近で見れて、空海の卓越した能力と仏像を製作した当時の宮大工の凄さを感じることができました。

曼荼羅という仏の境地を表している世界も意味はよく分かりませんが興味深いものでした。

曼荼羅には、金剛界と胎蔵界があり、密教の中心となる仏の大日如来の説く真理や悟りの境地を視覚的に表現しています。

今回仏像曼荼羅として京都東寺を一部再現しているわけですが、大日如来が変化してみせる穏やかな表情の菩薩や怒りの表情の明王などどれも個性的で味わいがあり、それらか全て揃っている京都東寺の仏像曼荼羅をいつか観てみたいと思いました。

そんな空海の世界観に触れられた3時間でした。