パーソナルトレーナーという仕事をしてて楽しいところは、クライアントさん自身が、セッションを重ねることにより、ご自分のカラダの変化やいい反応を実感し、その喜びを共有できることです。

昨日は、都内の大手フィットネスクラブで5月から見させていただいている72歳のご婦人のパーソナルトレーニングでした。
ほぼ週1回のペースで継続し、今回が10回目のセッションでした。

小柄ですが、とてもアクティブな方でスタジオレッスンで体を動かしたり、ゴルフのラウンドにも時々行かれています。

ただ右肩から肘にかけて強い痛みを訴えられて、ご縁があり、みさせていただいています。

専門医にもかかり、頸椎が神経を圧迫していることで痛みを生じている診断もあり、こちらではその部位を無理に動かすことは出来ませんので、そのことを理解していただいた上で、別の角度からアプローチさせていただき、痛みでこわばっている肩まわりから背中、腰の筋肉の緊張を取り除いていくことと、呼吸と連動しているお腹まわりのコアの機能を引き出して、体幹から体を動かせるようにトレーニングを行い、右肩への負担を少しでも軽減していくことでうまく右肩と付き合っていく方向で進めさせて頂きました。

まず、コンディショニングには欠かせないストレッチポールを毎回利用していきます。

体幹を作っている背骨や骨盤そして肩甲骨まわりのインナーマッスルの緊張を緩めていきます。
それにより、本来の歪みのない姿勢に戻るのです。

さらに呼吸と連動しているお腹を取り巻くコアの機能を引き出し、動きづくりとして体幹エクササイズをしていきました。

毎週、コンディショニングにより体を整えていくことで体の調子が良くなり、それが生活のいいリズムになっていると話され、減らなかった体脂肪が、ここ最近落ちてきて、見た目にもお腹がスッキリしたそうです。

セッション以外でも意識して呼吸をされているようなので、それがお腹を引き締めているのでしょう。

さらに肩の痛みも以前に比べて、ひどく痛む割合が減ったそうです。

これも体幹エクササイズで体の使い方がうまくなってきたことが腕にかかる負担が軽減したのであれば喜ばしいことですがもう少し経過を診ていきたいと思います。

今週はゴルフでラウンドに行かれるそうなので、力を抜いてコアを意識したスイングを心掛けていただき、楽しくプレーできることを願っています。

来週はその結果を聞くのが楽しみです。