自由民主党の日本国憲法改変草案の狙いは、憲法

第九条に自衛隊を明記する事にある。

 

 これを、「九条に自衛隊を書き加える事は、現在

存在している自衛隊を憲法に認知するだけで危険は

ない」と楽観するのは甘い。

 

 自民党改憲の根幹は緊急事態条項で、自衛隊九

条明記は枝葉末節と思い込むのは早計であり、歴

史に学んでいない。

 

 戦後の憲法改変の動きで自民党が執拗に狙って

来た事柄は九条改変である。

 

 何故か?「戦争を放棄する」という言葉に憎悪を

抱き、戦争禁止を破り、積年の野望である戦争を侵し

外国人を殺害したいからである。

 

 裕仁統治の大日本帝国が中華民国を侵略し、中華

民国の市民を虐殺した。太平洋戦争で大日本帝国は

連合国に完敗した。

 

 連合国は虐殺者裕仁を許し象徴天皇制の地位を恵

む代わりに、日本国に戦争放棄を提案し、日本政府

はこれを受けた。

 

 自民党はアメリカ政府に従う事に徹して、アメ

リカ政府に承認をもらいつつ、九条改変の憲法改

変の野望を燃やし機会を虎視眈々と狙ってきたの

だ。

 

 岸信介は、戦争国家再建の野望に燃えていたが

果たせず、その野心を孫の安倍晋三に伝え託した。

 

 自民党は、日中太平洋戦争で大日本帝国が

連合国に敗北した事実を逆恨みして、アメリカを

仰ぐ形で、戦争可能化の大日本帝国を再建しよう

とする事を課題としている。

 

 まずは自衛隊明記で、公明党の賛成を取り付け

る。憲法に自衛権を書き加える事で、自衛名分の

戦争を侵す事を可能にしようとする。

 

 満州事変・日中戦争における大日本帝国の暴挙

は、侵略である事を隠し、五族協和・王道楽土を

表面にのみ掲げて侵された大戦争である。

 

 明後日6日国民投票法案改正案採決が、自民党・

公明党・日本維新の会・国民民主党の賛成で可決

されると、日本が再び戦争国家になる。

 

 外国人殺害を政府にさせてしまう。

 

 日本国として誰一人殺さない事を誓った九条を

自衛隊明記で改変してはいけない。自民党政権は、

自衛を名分にした対外戦争を侵せる事を狙ってい

るからだ。

 

 2012年5月10日創生憲法改正集会。
 
 元法務大臣長勢甚遠は、「国民主権・基本的人
権・平和主義」の三つを「無くさないと自主憲法に
ならない」と明言している。
 
 この言葉に安倍晋三・下村博文・新藤義孝は
拍手を送っている。
 
 自民党に平和主義を粉砕し戦争主義に走りたい
野望があるのは明白てはないか?
 
 勿論緊急事態条項による独裁や民財産収奪は
絶対に防がなければならない。
 
 志位和夫は、戦争と独裁を狙う改憲を進める
国民投票法改正案採決を阻止したいと語った。
 
 国民投票法改正案国会議論を自民党の言うがま
まに受けて「何らかの結論を出す」と約束した福
山哲郎は平和主義・民主主義破壊の罪を犯した。
 
 京都市長選で、伊吹文明・下村博文・西田昌
司に前原誠司と共に媚び諂って、門川大作を応援
した福山哲郎の大罪は、自民党支援の暴挙である。
 
 
 立憲民主党は左右の中間の道を歩む政党等とは
到底言えない。京都首長選挙では、自民党に迎合
する茶坊主である。
 
 前原誠司に至っては、橋下徹に媚びて、大阪都
構想に賛成している。
 
 立憲民主党には、小川淳也・石垣のりこ・小西
洋之の若き三人が平和主義者で、未来は彼等三人
が主軸を荷う体制にして欲しい。
 
 枝野執行部は連合神津会長に迎合せず、自公維新
国民民主党と戦う姿勢を見せるべきだ。
 
 出来なければ新代表に小川淳也を擁立し党の刷新
を図るべきだ。
 
 わたくしは、日本共産党の平和主義や反原発の
政策を支持しているが、全政策を完全応援している
訳ではない。
 
 日本共産党の天皇制護持方針には大反対である。
 
 
 これに関してはれいわ新選組の天皇制容認の政策
についても反対である。
 
 現在天皇制廃止を語る国会議員は日本に一人も
いない。
 
 残念に思う。
 
 裕仁虐殺の罪を糾弾し天皇制を廃止する事は日本
在住地球人の課題である。
 
 だが政府はその課題に逆行し、天皇元首の憲法に
改変しようとしている。
  
 天皇制廃止の政策は現在具現化が難しいので、
今の所は自民党・公明党・日本維新の会・国民
民主党の天皇元首・民人権制限・戦争可能化・
独裁の政策に反対するれいわ新選組・日本共産党・
社民党を推さざるを得ない。
  
 天皇制廃止の憲法改正を諦めない。
 
 

 

 奥崎謙三の勇気に学ぶ。
 
                合掌