厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社で、日本三景の一つに数えられています。満潮時に海に浮かぶ社殿の美しさは絶景で、世界遺産、国宝、重要文化財、登録有形文化財、特別史跡、特別名勝などに指定されています。
当社は、推古天皇元年(593)創建されたと伝えられますが、平清盛とその一族の崇敬を得て社殿が造営されました。平家滅亡後も、鎌倉幕府、室町幕府、大内氏、毛利氏などの信仰を集め、篤く庇護されました。
宮島は、神職や僧侶が祭祀の際に上陸する程度の神聖な島でしたが、宮島信仰の広がりにより参詣者が増え、次第に町が形成されていきました。
江戸時代になると安芸国藩主福島氏や浅野氏が宮島の商業・廻船業を保護したため、交易の中継基地となり、また瀬戸内地方の文化の中心地としても栄えるようになりました。
大正12年(1923)に全島が国の史跡名勝、昭和4年(1929)に弥山北麓の原始林が天然記念物、昭和27年(1952)に全島が特別史跡・特別名勝に指定され、平成8年(1996)嚴島神社とその背後の弥山一帯が世界文化遺産に登録されました。

地図-厳島神社
宮島観光協会
2018-03-20

大鳥居-国指定重要文化財 明治8年(1875)再建

祓殿(はらいでん)、奥は高舞台(たかぶたい)-国宝

廻廊(かいろう)-国宝

反橋(そりばし)-国指定重要文化財

撮影日:2018年03月18日