住宅ローンの借入年齢と借入上限 | 不動産や保険の売込みを一切しないセカンドオピニオンとしてのアドバイス

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こんにちは、家経プランニングの西塔です

 

 

前回は、「自分の収入で毎月いくらの返済が無理なくできるのかということで、購入物件の2割を頭金として用意することはあまり重要ではありません」と、お話しをしました

 

では、借入金額は、どのように決めれば良いのでしょうか?

 

まず、申込年齢ですが、基本的に融資を受けられる年齢を、20歳から70歳迄の人が住宅ローンの申込可能年齢にしている金融機関が多いです

 

また、親子リレー返済の場合には、70歳を超えていても借入れの申込ができます

 

そして、返済期間は、35年が最長で、住宅ローンの完済年齢は、80歳未満としている場合が一般的になっています

 

80歳未満ということは、79歳迄には住宅ローンを返済し終わらなければなりませんので、最長の35年の返済期間にしたければ、44歳迄に借入れをしなければならない事になります

 

計算式は

80歳-1歳-35年間=44歳 となります

 

なお、親子リレー返済の場合には、後継者の年齢でもって返済期間が決まってきます

 

よって、44歳を過ぎてから住宅ローンの借入れをした場合には、最長35年の返済期間の設定はできないことになります

 

計算式は

80歳-1歳-借入時の年齢=最長借入できる年数(期間)に、なります

 


借入れ可能金額の求め方は、各々の金融機関によって若干違いがありますが、ここでは、一般的な金額のお話しをさせていただきます

 

住宅ローンの金額の上限は、年収に占めるすべての借入れの年間合計返済額の割合(=総返済負担率)「返済比率」によって決まってきます

 

たとえば、「住宅金融支援機構」の住宅ローン「フラット35」で考えてみますと、年収が400万円未満の場合は、年収の30%以下、400万円以上の場合には35と決まっています

 

年収が500万円の場合には、400万円以上ですので返済比率は35%になり、年間返済金額は、500万円×35%=175万円が上限になります

 

年間175万円以下の返済になるように借入金額を計算すれば良いのですが、ここで、金利タイプによって借入金額が多少変わってきます

 

35年間固定金利ならば、決められた金利で逆算すれば求める借入れ可能金額が求められます

 

たとえば、35年固定金利1.5%とすると約4,700万円借入れすることができる計算になってきますが、金融機関によっては、その人の属性等によって、もっと少ない金額に設定されてしまいます

 

たとえば、MTU銀行では、年収500万円ですと最高金額で4,000万円になるようです

 

変動金利を選択した場合には、金融機関は、実際の借入れ金利よりも高めの金利(審査金利)によって借入れの上限を設定しております

 

だいたい、この審査金利は3.5%~4%程度で計算をしており、自分で計算をする場合には、4%で計算をするのが良いかと考えます

 

この審査金利4%とすると借入上限金額は、約3,300万円となります

 

但し、この借入れ上限金額は、他にマイカーローンとか教育ローンの借入れがない状態の場合になりますので、他の借入れがある場合には、この借入金額は減額されていきます

 

ちなみに、クレジットカードを持っている場合で、キャッシング枠があれば、その枠を使っていなくてもキャッシングをして、カード会社より借入れをしているとみなされますので注意をしてください

 

35年の長期の借入れをする予定の方は、借入れ年齢に気をつけて下さいね!

 

 

最後までお付き合いありがとうございました。