架け橋人の会の秦です。
今年の夏は、フィリピンのセブ島に子供たちと長期滞在しています。そろそろ終盤に入り、子供たちは友人へのお土産探しを始めました。
友人へのお土産にはやはりお菓子♡ 予備知識なくマートで買い物をしていた私たちですが、いざ調べてみると、定番の7Dのドライマンゴやバナナチップス以外にも、現地のお菓子がたくさん陳列されていました。
マートで何度も通り過ぎていた「Goldilocks」老舗菓子店の「ポルボロン」贈る前に試食を…というので食べてみて感激!クッキーの一種で、口のなかにいれるとほろほろと溶けてなくなってしまいました。
ポルボロンは、もともとはスペインのアンダルシア地方発祥のお菓子で、今ではお祝いのお菓子としてクリスマスや記念日に食べられているそうです。
ポルボロンの“ポルボ”はスペイン語で塵・ほこりやパウダーを意味する「polvo(ポルボ)」という単語だそうです。この言葉には「ほろほろと崩れる」という意味もあり、特有の食感を表す名前のお菓子だということがわかります。これまで食べたことのあるお菓子でいえば、沖縄の「ちんすこう」のような食感でした。
ポルボロンに似たお菓子に、「ブール・ド・ネージュ」や「スノーボール」などがあります。「ブール・ド・ネージュ」はポルボロンがフランスに伝わってうまれたお菓子で、フランス語で雪の玉を意味するそうです。英語で同じく雪の玉を意味する「スノーボール」は英語圏に伝わって生まれたそうです。
ポルボロンには言い伝えがあって、口の中で崩れないうちに“ポルボロンポルボロンポルボロン”と3回唱えることができたら、願いが叶い、幸せになえるという言い伝えがあるため、「幸せを呼ぶお菓子」とも呼ばれています。