紙で出来た猛禽たち | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
11月8日 こんにちは、バードスタッフ小澤です。

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先日休みを利用して神戸花鳥園に遊びに行ってきました。
ギャリーさんも11月3日から、もともといたハリスホークのたかことショーデビューを果たしていました。マイクが1本しか無いということで、トークデビューはされていませんでしたが、もうじきでしょう。
掛川から連れて行ったハリスやオナガフクロウも、検疫が終了したようですので、
本格的なトレーニングが始まると思います。

さて、今日は掛川花鳥園の長屋門内にておこなっております、
紙造形・紙わざ作品展 について、ご紹介いたします。

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こちら今にも動き出しそうなオオタカ
「なんだ~剥製の展示会ね」と思われたそこのアナタ!目利きが甘いですぞ(失礼)

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だってホラ!現代には存在しない、恐竜だっているではないですか。
実はこのすべての展示物、タイトルの通り、何もかもがすべてでできているんです!

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こちらはイヌワシです。
体も翼も脚も、おまけに止まっている木の枝だって、本当にすべてが紙でできています。
あまりに精巧にできていて、しかも本物そっくりなので、ご覧になる皆さんのほとんどの方が剥製と間違われていらっしゃいます。
紙でできているということがわかると、「えっ!」と驚かれていました。

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アフリカオオコノハズクのポポちゃんが翼を広げて威嚇している姿の作品もありました。
記念にポポちゃんを連れてきてみたところ…「???」のポポちゃん。
「仲間のようだけどなんか違うぞ??」といった表情ですね。

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そしてこれらすべての作品を制作されたのは写真の石井 正樹さんです。
石井さんは普段は絵画教室の先生をされているそうですが、時間のご都合のいい日にはこうして、この展示会場内にて創作の様子を見せてくださっています。

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作品創作の様子を拝見しました。
なるほど、体の下地は新聞紙でできているんですね。本当に一から紙でできています。
そしてやはり材料が紙なだけあって、道具もボンドやテープなど、簡単なものばかりです。
これらの道具であんなに精巧な動物たちができるなんて…観察力がすばらしいです。

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こちら現在制作中の、アフリカオオコノハズクのリリちゃんです。
目玉は人形用のビーズに、色をつけているそうです。

学生時代ずっと美術部で絵を描いていた私には、もうとにかく感動の一言!
特に私のお気に入りはヘビクイワシです。
ヘビを捕らえた瞬間の躍動感や、スリムな脚、首などの忠実さがなんとも言えません。
あえて写真は載せませんので見にいらしてください!

石井正樹さんの紙わざ展示会は11月いっぱい、長屋門内にて開催中です!
なかなか見ることができない代物ですので、ぜひぜひご来園ください!


最後は・・・

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石井さん 「紙でできているんでね~分解できますし簡単に組み立てられるんですよ♪」
ポポちゃん「・・・・・・・・。」

手際良く分解して見せてくださる石井さんと、それを複雑な心境で見つめるポポちゃん…。


※作品は大変壊れやすくなっております。お手を触れないようにお願いいたします。



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