オナガフクロウ参上! | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
7月25日 こんにちは、バードスタッフ小澤です。
毎日うだるような暑さが続いていますね。
屋外でのショーに出演する私たちスタッフは、毎日いったい何リットルの汗をかいているのだろうか…と不思議です。
そしてすごい量の水分を摂っています。
皆さんも外で活動する際には水分と塩分の摂取にお気を付けくださいね。

さて今日は、新しく仲間入りして、現在猛特訓中のあるフクロウさんをご紹介します。

オナガ4

それがこのフクロウさん!オナガフクロウという種類です。

すでに、姉妹園の富士花鳥園や松江フォーゲルパークのブログには登場しているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
このオナガフクロウは、2010年産まれの幼鳥で、4羽がイギリスから花鳥園グループに来日しました。
それぞれ1羽ずつが富士と松江に搬出され、現在掛川花鳥園では掛川要員の1羽と、神戸花鳥園要員の1羽の計2羽がいます。

ちなみに・・・
富士花鳥園のオナガフクロウさん→新入生!
松江フォーゲルパークのオナガフクロウさん→新参!オナガフクロウ

オナガ1

そして、このオナガフクロウたちはショーに出演するために、現在猛特訓中なんです。
神戸用の1羽をギャリーさんが、掛川用の1羽を坂山・小澤で調教しています。

今日紹介する写真の子はすべて神戸用のギャリーさんが調教している個体です。
さすがはギャリーさんの調教しているフクロウさんです。
もう紐もつけずに、屋内のショー会場を飛び回っています。

そして…

オナガ2

呼ばれるとすぐにギャリーさんの腕に戻ってきます。
一般的に神経質で馴れにくいと言われている種類ですが、この子は本当に人によく馴れています。
誰にでも餌をねだるので、お客様の腕にも飛んでいってしまいそうだとギャリーさんが笑っていました。
また、英名がHawk owl(鷹フクロウ)というだけあって、長い尾羽を持つおかげかフクロウというよりはタカに近い飛び方をします。スピードもなかなかあります。

オナガ3

花鳥園のショーでは、ベンガルワシミミズクの「ぐえー」という餌鳴き(おねだりの声)がお馴染みですが、このオナガフクロウちゃんも餌鳴きをします。
それが小さな体に似合わずとても大きな声で、「ぴゃー」とか「きゃー」というふうに聞こえます。
かなりうるさく頻繁に鳴いているので、それだけで疲れてしまわないかといつも不思議です。

オナガ5

何度か飛んで疲れてきたのでしょうか。少し翼を垂らし暑そうです。
オナガフクロウはヨーロッパやアメリカの北部に生息しています。
寒いところに住んでいますので、日本の夏はちょっと苦手かな!?

オナガ6

最後はギャリーさんのお手製の箱に飛んで入ってトレーニング終了!
脚にはしっかりと大きなごほうびを握っています。
この箱で飼育室からショー会場までの移動をおこなうために、箱にも自分で入る訓練もしているんですね。

今回は写真だけのご紹介でしたが、今度は動画でお見せしたいと思います。
また、今回ご紹介した神戸用の個体は、トレーニングのときのみにしか見ることはできませんが、掛川用の個体は長屋門展示室の一部屋にて暮らしているので、ガラス越しですが会うことができます。
掛川用の子はまだ飼育室の中でしか腕に飛んでくることはできません。
今は箱に入って移動し、いろんな景色を見せています。
頑張ってギャリーさんのトレーニングしている子まで追いつかなきゃ!
展示室で会ったら「お前も頑張れよ!」と応援してあげてくださいね!




スタッフからのお知らせ!
7月29日(木) 31日(土)
上記の日はハクトウワシはショーをお休みします。
ハヤブサも現在トレーニングのためショーを毎日お休みさせていただいています。
その他の日も鳥の状態やご機嫌、天候によりショーの内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

掛川花鳥園 公式ブログも併せてご覧ください。

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