命の産まれる部屋 続編 | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
4月4日 こんにちは、ギャリーです。
前回は卵をあたためてヒナが誕生するまでの様子をご紹介しましたね。
楽しんでいただけたでしょうか?
それでは今日はヒナが産まれた後のお話しましょう。

赤ちゃん1

こちらは前回も少しお話しましたが、孵化間近なため、転卵する孵卵器から移動してきた卵たちです。
カップに入った真っ白な卵がベンガルワシミミズク、少し青味がかった6つの卵がマガモやコールダックのものです。ベンガルワシミミズクの卵をアップにしてみましょう。

赤ちゃん2

殻にひびが入っていますね。この写真は4月2日の夕方撮ったものですので、今日か明日には孵化するでしょう。

フランキ6

そうしてヒナが産まれてきます。
このヒナはアフリカオオコノハズクの赤ちゃんです。
まだ産まれたばかりなので羽が濡れています。

赤ちゃん4

産まれた赤ちゃんが次に過ごすのがこの育雛器です。
湿度が低めに設定されていますので、羽が一日で乾きます。
こちらは現在育雛中のベンガルワシミミズクの赤ちゃんです。
一日4回、朝・昼・夕・深夜とごはんをスタッフからもらって、みるみる大きくなっていきます。

赤ちゃん3

少し大きくなってきた赤ちゃんが過ごす育雛器です。
保温器具がついていますが、ヒナは自分で動けるようになっているので、自分でちょうどいい温度のところに移動する事ができます。
また、脚の発達の為に床は小砂利を使用しています。

赤ちゃん7

体重のチェックも欠かせません。給餌前と給餌後の両方はかります。
生後10日ほどで今はまだ168グラムしかありませんが、2ヶ月後には1000グラムになっているでしょう。

さて、だいぶ大きくなってきて次に行くところは・・・?

赤ちゃん6

こちら!ここはお客様の前、つまり展示エリアです。
可愛い盛りからお客様に見ていただき、また小さなうちから人に見られる事で人にとてもよく馴れたフクロウに育ちます。
現在、おみやげ売り場の奥、「ぴよピヨようちえん」エリアにでアフリカオオコノハズクの赤ちゃんが展示されています。

赤ちゃん5

ちょうど興味ありげに集まっていたお子さんたちに、近くで見てもらいました。
みんな可愛いと声をかけてくれましたよ。
ちなみにこのアフリカオオコノハズクの赤ちゃんも近日中に他の施設に養子に行ってしまいますので、見ることが出来るのは週明けまでです。
今日見れたみんなはラッキーでしたね!


このように、花鳥園のフクロウ達はスタッフの愛情たっぷりで育てられます。
まだまだ繁殖シーズン中ですので、いろんなフクロウが産まれてくるかもしれませんね。
命の産まれる部屋はフル稼働中ですので、可愛い赤ちゃん達を楽しみにお待ち下さい!

※ヒナの展示エリアは期間限定です。
 現在展示中のヒナも予告なく終了する場合がございますのでご了承ください。



スタッフからのお知らせ!
4月5日(月)
上記の日はハクトウワシ・ハヤブサ・シロフクロウはショーをお休みします。
その他の日も鳥の状態やご機嫌、天候によりショーの内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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