11月24日 こんにちは、バードスタッフ小澤です。
気づけば今年も残すところあと1カ月となりました。
師走も近付いてきまして私自身もなぜだか最近とっても忙しく・・・目が回りそうです。
さてさて今日はその忙しさの理由のひとつをご紹介しちゃいましょう!
11月17日、孵卵器に入っていたひとつの卵にはしうちが始まりました。
耳を澄まして聞いてみてください。ピントが合っていませんが音にご注目。
卵の中からヒナが一生懸命「グエ!グエ!ピルル…」と鳴いています!
そして次の日の朝…
パカッと産まれたのは……?
じゃ~ん!って何の種類???
いえいえ、この顔見覚えありませんか?
そうです!この時→ワッショイ!メンフクロウ祭り!の卵!
メンフクロウの赤ちゃんが産まれました!
頑張って卵を抱いていた2羽のお母さん。
しかし頑張りすぎちゃって2羽が卵を取り合った結果、日に日に卵がひとつずつ減っていくという事態に!おそらく2羽分の愛情もとい重さが卵にのしかかり、割れてしまったのでしょうね。
可愛い卵が割れてしまい、2羽のお母さんは可愛さ余って割れた卵を食べていたようです。
むむむ…このままじゃまずい、というわけで残った卵は孵卵器に回収、1羽だけが孵化しました。
ちなみに2羽のお母さん、クレアとケンママは産む卵の形に違いがあり、見わけがつきます。今回の卵はクレアが産んだ物なので、色白の子になるかな?
う~ん小さい、この可愛い翼があの綺麗で大きな翼になると思うと…すごいですよね。
一日4回、朝・昼・夕・深夜とごはんをもりもり食べています。
そしてごはんの時間以外はあったかい育雛器の中でスヤスヤ。
特別にごはんの様子もご紹介!
ピンセットで小さく刻んだお肉を与えます。
本当だったらお母さんが捕った獲物を小さくちぎって与えるんですよ。
産まれた日はヒヨコの心臓を、数日はヒヨコやマウスにウズラの内臓を、
そして今は皮をはいだ肉を骨ごと叩いて細かくしたものを与えています。
小さな体ですが、かなり大きなお肉も飲み込んでしまいます。
そしてごはんが喉を通っていくのがわかります。
そしてたった3日でこんなに大きく!
産まれたときは11グラムしか無かった体重も4日後には37グラムに!3倍です!
食後だったので手のひらの上でも眠り始めます…頭が重い~
この赤ちゃんは掛川のスタッフに愛情いっぱいに育てられた後、大人になったら神戸花鳥園のバードショーで活躍するという未来が待っています!
ヒナが安定期に入りましたらまたぴよピヨようちえんでの展示も始まるかと思いますので、楽しみにしていてくださいね!
掛川花鳥園 公式ブログも併せてご覧ください。
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