さて、そろそろ奄美大島旅行のレポートを書いていこうかと思います。
そもそも奄美行きを決めたのは2月中旬の事。JALのタイムセールで航空券が安くなっていたので、半ば勢いで決めました
4月5日~4月8日の3泊4日の日程で、狙いはやはりアマミノクロウサギとルリカケス、後はリュウキュウコノハズクとかアカヒゲとかオーストンオオアカゲラとかアマミヤマシギとかが撮れたらいいな…と。
間に札幌遠征とか挟みながら、少しずつ準備を進めていましたが、出発日が近づいて来て週間予報をチェックすると無情にも4日間とも雨予報
それも、降水確率90%とか80%とか、雷注意報とか大雨注意報とか散々な感じ
これには相当メンタルをやられましたが、色々調べてみると「奄美大島の天気予報は当てにならない」とか「気象の変化が激しく、降ったり止んだり目まぐるしく変わる」なんて記事もあり、一縷の望みを抱いて出発の日を迎えました。
当然出発当日も雨予報だったのですが、雨雲レーダーを見ると午後から夜にかけては雲も薄くなりそうだったので、初日の午後にマングローブカヌー体験とナイトツアーを組み込む強行スケジュールで挑む事にしました。
11時頃に奄美空港に到着すると、微かな希望を打ち砕くような土砂降りの雨
それでもレンタカーを借りて昼食を取る頃には雨も小止みになって来ました。
名瀬のホテルにチェックインしてから、休む間もなく出発し、16時ぐらいに住用マングローブ林に到着。嬉しい事にこの頃にはほとんど雨も上がっていました。
まずは無事カヤック体験をクリア。
そして、この旅一番のハイライト、ナイトツアーに出発です。
こんな感じの年季の入ったジープで行きます。
幸い、雨は大丈夫そうだったので、幌を外してオープンでいけました。
アマミノクロウサギが見られるかどうか、半信半疑でしたが、結果は最高実に10頭以上の個体が出て来てくれました
真っ暗な中、サーチライトの光を頼りに撮影しているので、AFの効きも怪しいし、スローシャッターの為ブレブレ写真も量産しましたが、何とか使える写真が十数枚撮れたので大成功と言えるでしょう
ガイドさん曰く「今日はコンディションがいい。」との事。
雨上がりで気温もそこそこあって、動物たちの行動が活性化しているようでした。
野鳥撮影用の望遠で撮っているので、大きく写ってますが、広角のGoProから切り出した写真だとこんな感じ。
キッキッキッと言う鳴き声。
アマミノクロウサギは原始的なウサギで、北海道とかにいるナキウサギに近い仲間なので、よく鳴くようです。
他にもアマミトゲネズミ、アマミクマネズミなどが頻繁に車の前を横切ります。
ずっと徐行しているので大丈夫ですが、普通に走っていたら轢いてしまいそう
すばしっこいネズミ達はとてもじゃないけど撮影出来ませんが、辛うじてアマミクマネズミは動画で撮れてました。
アマミイシカワガエルの大きな個体も見られました。
カエルは他にリュウキュウカジカガエルが出て来ましたが、スローシャッターの為ブレブレでNG
ハブを始めとするヘビは全く見られませんでした。
まあ、地面を這いずる生体は車上から見つけるのは難しいですね。
リュウキュウコノハズクの声はあちこちで聞こえて来ましたが、残念ながら姿は見えず。
ルリカケスは電柱や電線で寝ていました。
アマミヤマシギらしき鳥が前方を飛んで行くのが見えましたが、証拠写真は撮れませんでした。
オオトラツグミは声も聞かなかったと思います(カエルの声やエンジンの音で聞き逃したかも)。
19時~21時の2時間のツアーでしたが、本当に楽しめました
何と言ってもアマミノクロウサギを写真に収める事が出来てよかったです。
雨にもほとんど降られなかったし、初日に強行して大正解だったと思います
と、言う事で2日目に続きます
OM-D E-M1 Mark Ⅲ
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO