5月31日雨の中散歩途中で小林書店の横を通ったとき、「本日で閉店」という案内があり、報道機関のようなカメラをもったス
タッフもいた。
そのことを頭に置いて、昨日神戸新聞を読んでいると、その小林書店の記事がかなり大きく載っていたのだ。
その中にすでに4年前制作された上映された「まちの書店」がこの数日塚口のサンサン劇場という映画館で上映されていると知
る。
映画終了はこの6日、それで今日妻と行くことにした。
まずその前に早朝配達があり、4時半に起きて配達を実行する。
大豆まめをかじるつつ、お茶を飲んで配達する。
家に帰ってたのは6時半だった。
それから朝食をしっかり取り、家事と体操をこなし、9時半ごろ妻が耳鼻科に通院している間に阪急電車に乗り、次の駅塚口で
降り、駅南すぐ近くの映画館「サンサン劇場」にたどり着く。
果たして席は空いているかと思って館内に入り、あいみょんに似た案内の女性に自動券売機の操作方法を聞き、予約席はまだ空
いていることでホッとし、2席分を買った。
そして開演は10時15分だが、しばし妻が来るのを待ち、かろうじて映画が始まる直前に席に着く。
まさにドキュメンタリーとしかいいようのない映画。
ナレーターもなく、ただただこの書店の店長由美子さんをメインにその仕事ぶりや話、そして旦那さんの作業などまさに生の動
画だ。
ちょっと普通と違っているのは、少しでも早くお客に本や雑誌を届けるため、みずから配達していること。
ここは尼崎だが、伊丹まで配達もする。
来店の客との応対も懇切丁寧で会話もかならず深い。
希望するジャンルを客が知りたければ、すぐその棚に案内し、紹介する。
ぱっと見た感じ普通の零細書店だが、中味の濃い本屋さんだ。
映画の真ん中でビブラブ?発表会というのを店内でおこなうイベントを写していた。
本を紹介したい5人が5分ちょうどのタイムでその本を完璧に紹介することを争う。
横にパソコンで5分を経過していく中で話す。
みんな発表者はうまい。
これはちなみに京都大学で始まったと説明があった。
店長さんは書店でこのイベントをやるメリットは紹介された本をすぐ買いたいと思うとその場で手に入ることという。
なるほどと思った。
この映画2時間たっぷりの上映だった。
飽きることもなく、午後0時半ごろ映画は終わった。
しかしこの書店がすでに閉店になってしまったのは残念だ。
ただその段階までこの店に入ったこともなかった。
こんな店が尼崎の近所にあったことを知らなかったことは悔いが残る。
映画の後は駅前のサンサンタウンの中華料理屋で食事し、家に帰って昼寝する。
午後はそんなこんなで本が読みたくなって「風になれ、波になれ」を最後まで読み切る。
この本は野田知佑対談集で渡辺一枝、天野礼子、CWニコル、倉本聰、立松和平、椎名誠、遠藤ケイという自然派の人々だった
が、ためになる本だった。
さて次は何を読むか。
今感心があるアイヌ民族は先住民族なのかという疑問を知るため縄文人の本を読むか、野田知佑さんの本「北の川から」を読む
かちょっと迷っている。