しかし風はずっと追い風。むしろいつものギアだとペダルで足がついていかない。
一段ギアを上げる。
なぜか昨日のような自転車と体の不具合はなく、体が自転車に密着する感じだ。
船津橋北詰からは、いっきに長堀交差点まで通過できてしまった。
そんなこんなで職場には時計をしっかり確認していなかったが、おそらく8時38分ぐらいだったのではないだろうか。
震災支援体験とともに体の調子がもとに戻ってきた。これは不思議な現象だ。
行きかえりのバスでの移動泊は、傍目では辛いと思われているようだが、震災地域に行くという興奮が疲れを忘れさせてくれていたのだろう。
またいつもの日常に戻ってみるとまたそれが新鮮に思えてくる。
しかしなんといっても通勤は自転車が最高だ。
仕事は、多々あって、メモ用紙に書きだしながら仕事をした。
夕方は面談で時間が過ぎてしまった。
帰りの走行では、早い段階でなんどか見たことのあるロードバイカーが追い抜いてきた。
「たしか佃で右折する人か」
まえにはそこで通り過ぎるとき挨拶した覚えがある。
それにしてもかなり加速して走っている。やはり意識されているのか。
完全に引き去れたと思いつつ走っていると、歌島交差点で追いついた。
できるだけ早い段階で、顔を合わすように神崎川までついていこう、としっかり加速していた。
それでその交差点で、左手をあげて挨拶すると、頭の下げて挨拶してくれた。
これでやはり同志という気になる。
するともう一人後ろをついてきているようだ。
なぜか僕のヘルメットと同じものらしく、デイパックも同じ色。
何本かの交差点で前に出た。そのままついていくと十分おいぬけるスピードだったが、ひたすら後ろを走る。
するとその人の走り方がよく見える。
ちょっとバスの横を強引に走っていった。ちょっと危険な運転だ。
経験はぼくの方が多いことが見て取れる。
そのうちどこかで左折したのだろう。
それにしても今日の帰りは、ハアハアいいながら走っていた。
コープに立ち寄り、イワシを買うつもりだったが、売っていなかったので、代わりにブリを買った。今だいぶ値段が下がっているようで1匹240円ぐらいだった。
プレミアムビールがことのほかうまい。きゅうりとワカメの酢和えがビールに合う。