大谷句佛の句:「安心:ともしひの 用意かしこし 秋の暮」 | 「洋ちゃん」のひとりごと

「洋ちゃん」のひとりごと

 人生いろいろ楽しもう

昨日(26日)

我が家の法要も終え、

飾りものを仕舞っています。

 

床の間に掛けていた書軸については、

蓮如上人御文四帖の四:三首詠歌…(大島)君川拝書

 

今日は、仕舞う前に

御仏壇の横に添えてありました、短冊、2枚をスキャンし、

紹介させて頂きます。

 

大谷句佛(東本願寺23世)様は、

明治~大正~昭和時代(戦前)にかけての著名な浄土真宗の僧で俳人です。

 

👇詠み
「安心:ともしひの 用意かしこし 秋の暮」

 ともしひ(火)=ともした火。

        あかり。

 ※明治三十六年の作品(句)です。
     
句意

秋の日暮れは、
すぐ日が落ちるのでともしび
(提灯等)を用意(持参)している人はかしこし(お利口さん)です。

 

左の本、

 発行 ;昭和三十四年四月一日

 発行所;読売新聞社

この本の、

 33ページに記載されている句です。

 

 

 

 

 

大谷句佛(東本願寺23世)様について

・浄土真宗の僧・俳人。

・東本願寺世京都生。

・二十二世光瑩(現如上人)の次男。

・諱は光演、彰如上人、句仏は俳号

・幼年から諸流の書道を学び杉山三郊に師事する

・絵画は幸野楳嶺・竹内栖鳳について一家を成し、

 俳句は河東碧梧桐につく。著書も多い。

・昭和18年(1943)寂、68才。

 

(日めくりより)

今日(27日)の言葉

『灯火親しむべき』

 👅 👅

気候が涼しくなり、

夜が長くなる秋は、灯りの下でじっくりと読書をするのに最適な季節であること。

(付記)

「灯火親しむ」は秋の季語

 

(24,142歩)