先日(18日)
名古屋市博物館2F常設展会場で
『没後200年田中訥言』
として田中訥言を紹介するのコーナーがあり鑑賞してきました。
田中訥言は、
江戸後期の画家。尾張の人。
京都に出て土佐派を学んだが、のち大和絵の古典を研究し、復古大和絵派の祖となった。
江戸期・尾張の画家として活躍した著名な画家です。
↓博物館の通路にて写す
↓展示会場にて
展示作品の撮影は不可
実は、
私「洋ちゃん」、
田中訥言の作品2本所持しています。
相当以前、
私が、まだ若い頃に入手しました。
作品の真贋については、
訥言の作品は博物館・美術館等で多くの作品を鑑賞しています。
入手先もキチンとした商いをされている業者の方です。
訥言の作品に相違ないと思いながら大切に保管しています。
紹介させていただきます。
◎淡彩・馬上貴人図
(注)「淡彩・馬上貴人図」の画題は私が決めました。
(図柄の様子より決める)
表装は老朽化によりボロボロ状態ですが虫ナメは少なく絵画の部分は大丈夫です。
☟落款
(付記)
一部分拡大
☟下軸は「象牙」を使用。
◎松の図…吉祥的若松図。
若松…芽生えてまもない若い松。
若々しさを感じ。
新春をはじめ、祝い着にふさわしい。
吉祥…繁栄や長寿を表し縁起が良いとされる。
表装はやり直してあります。
☟桐箱に入れてあります
☟落款
賛の読み
家人の(いえびとの) まつりに
ひかれて かへるかほ
あかね子(し)色(白かも?)の
野へ(べ)の夕くれ
(大国)隆正
賛は、
大国隆正(1792―1871)
維新期の国学者。津和野(つわの)藩士。
寛政4年11月29日、江戸藩邸に生まれる。
神仏分離や廃仏毀釈(きしゃく)などの神道主義を指導し、明治初年の神祇行政に多大の影響を与えた。
明治4年8月17日80歳で没す。『本学挙要』など著書多数
(付記)
一部分拡大
田中訥言の略史
(日めくりより)
今日(22日)の言葉
『恋に師匠なし』
👅
恋の道は人に教えられなくても、時が来れば誰もが自然と覚えるものであるということ。
👅
恋というものは人から教えられなくても、年ごろになれば自然に覚えるものだということ。
(20,191歩)