先日(17日)、
名古屋市博物館で開催中の
ふたりの楽園にようこそ
文人画の大成者「蕪村と大雅」展を鑑賞。
↓会場入口
↓チケットをスキャン
私「洋ちゃん」好みの展示会です。
江戸中期に活躍した、池大雅と与謝蕪村は文人画の大成者と言われています。
蕪村の画については、確か5~6年前に愛知県美術館で鑑賞しましたが、
池大雅の作品は初めての鑑賞です。
作品ごとに添えられた説明書き等を読みながら二人の文人画の世界を楽しみながら鑑賞。
(付記)
文人画とは…会場でメモ
文人(知識人)が自らの学識を活かし余技として描くという中国絵画の理想を尊重したもので、江戸時代の中期以降に普及した絵画ジャンルです。
主題は、山水や四君子(梅蘭竹菊)など文人の理想を反映したものが中心でした。
ところが、中国の文人画で理想とされる具体的な様式については不明な部分が多く、日本人は色々な資料を参考に手探りで描き始めました。
一見すると頭でっかちで技量に乏しいと思われる文人画ですが、こうした背景から、清新な魅力に溢れる新しい絵画動向となり得たのです。
↓ふたりの作品展について
パンフレットより
文人の理想を表現した文人画は中国に起源がありますが、彼らは中国絵画の思想や主題、技法や様式をどのように受容し、この日本においてどのように発展させたのでしょうか。『十便十宜図』の企画にならい、両者の個性を対比させながら、それぞれの魅力を紹介します。
↓新聞記事より
↓パンフレットをスキャン
☟博物館に向かう通路にてデジカメ
(特記)
蕪村について
👇私「洋ちゃん」収集の蕪村の書軸2本(印刷です)
句の詠み
四五人に 月落かかる おとりかな
夜半翁(蕪村の俳号)
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↓句の詠み:化けそうな 傘(絵)かす寺の しくれかな
句意味…時雨が降ってきて、お寺で貸してくれた傘は、
古いものでさしても濡れてしまいそうだ…。