横井也有筆:4句条幅「うぐいすや…、たが入の…、人の子は…、能(よ)ふ売れる…」 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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今朝も雨天、

日課としている早朝散歩は取り止め  

床の間に、

江戸中期~後期頃の、

尾張の俳人、横井也有の画賛軸を掛け楽しむ…。

      ↓ 半掃庵也有の落款

   

相当以前に入手しました。

私「洋ちゃん」、

お気に入りの作品で、

也有の真筆に相違ないと信じています。

 

以前にも、紹介させて頂いた条幅です

(付記)

横井也有筆:4句条幅「うぐいすや・入の・人の子は・能ふ売れる」…横井也有シリーズ№57

 

(注)詠みは誤読しているかもしれません。

   正しい詠みを教えてください。

   よろしくお願いします。

 

 

↓句の部分拡大➡上の句から

☟詠み: うぐいすや 床几に眠る くすり鳥

   ※床几(しょうぎ)…(1) 移動用の折畳式簡易腰掛け。

               (2) 木の板に足をつけた腰掛(大辞林)。

  也有全集 1589ありずか 春部に記載されている句です

☟詠み: 𥶡入の むしろ(筵)引する あつさ哉

     ※𥶡(たが)…竹を割き編んで輪にしたもの

  也有全集 1820ありずか 夏部に記載されている句です

☟詠み: 人の子は 下手にしたがる 躍かな

  也有全集 725蘿葉集 秋部に記載されている句です

☟詠み: 能(よ)ふ売れる 日を炭うりの 寒さかな

  也有全集 878蘿葉集 冬部に記載されている句です

↓この箱に入れてあります

☟ 半掃庵也有翁四季四句条幅

 

横井也有の略史

「洋ちゃん」のひとりごと

↓ネットより

[生]元禄15(1702).9.4. 名古屋
[没]天明3(1783).6.16. 名古屋
江戸時代中期の俳人。通称,孫右衛門。名,時般 (ときつら) 。字,伯懐。

別号,野有,永言斎,知雨亭,半掃庵,蘿隠など。

尾張藩士で,側用人,大番頭,寺社奉行などをつとめた。

宝暦4 (1754) 年致仕,以後 30年間風流三昧の生活をおくった。

俳諧は祖父時英 (野双) ,父時衡 (一水) の感化を受け,各務支考に私淑し,美濃派の武藤巴雀,太田巴静の点をも受けた。

作風は平明洒脱,特に『鵜衣 (うずらごろも) 』に代表される軽妙な俳文は有名。

俳諧のほか武道,詩歌,狂歌,書画,謡曲,平曲などをよくした。

編者『野夫 (やふ) 談』 (62) ,『蘿葉集』 (67) ,『垤 (ありづか) 集』 (70) など。