私「洋ちゃん」
若い頃から、書作品に興味があり収集に努めてきました。
しかし、私はもう74歳になりそろそろ整理しておく必要があると感じつつあります。
ボツボツと整理をしながら、
おもに書道家として活躍された方の作品をシリーズとして紹介させて頂きます。
尾張・書道家シリーズ…№11
今回は京都・妙心寺640世、名古屋・徳源寺7世、
松山萬密(瑞雲軒老師)筆の色紙を紹介させて頂きます。
(注)詠みは誤読しているかもしれません。
正しい詠みを教えてください。
よろしくお願いします。
壽山萬丈高(じゅざんばんじょうたかし(く)
寿山 … めでたい年、また、長寿のたとえ。
万丈 … きわめて高いこと。一丈(一尺の十倍)の万倍の意から。
*それが高きこと万丈であるというから、その目出度さを更に強調している。
新しい年を無事に迎えて齢を重ねることができたことをお互いに祝い、
さらなる多福を願う。
松山萬密略史
明治33年(1908)~平成15年(2003)
福井に生まれる。室号、瑞雲軒。大正7年、福井の大安寺松山万休について得度。
昭和3年、京都花園専修学院卒業。翌年、名古屋の徳源寺、瑞松軒古仲鳳洲に参禅、
印可を受ける。
同18年、滋賀の正法寺住職となる。
昭和21年、徳源寺住職、僧堂師家。
昭和57年、臨済宗妙心寺派27代管長。
(7,989歩)