深田正韶の歌…短冊:題「九月十三夜」 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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今朝も雨天の中、

早朝散歩を終えてきました…A.M.6時10分頃出発。

その途中、徳川園の掲示板に「観月会」のポスターが貼付

 ↓

帰宅後、

深田正韶の歌:題「九月十三夜」

の短冊を取り出し詠む。

 
私「洋ちゃん」若い頃、相当以前に入手した作品です。
 

紹介させて頂きます。

 
深田正韶について

・尾張藩士書物奉行。

・芝山持豊・武者小路徹山に歌学を修め、富樫広蔭門。

・嘉永3年(1850)歿、78才


詠み(誤読かも???)

九月十三夜

から人は いざしらぬひの つく琴の

 糸の数なる けふの月かげ

               正韶












 

    裏面

 

 

十三夜とは、十五夜の約一ヶ月後に巡ってくる月の事をいう

旧暦の9月13日頃の月の事を言い、新暦では10月の中旬から下旬ごろに巡ってくる。

今年2018年の十三夜は10月21日(日)です。


(追記)

十五夜の事を「中秋の名月」と呼ぶにに対して

十三夜「後(のち)の名月」と呼ばれる。

 

また、

十三夜は十五夜の後に巡ってくるので「後の月」と呼んだり、栗や大豆(枝豆)をお供えする事から「栗名月」「豆名月」と言われる。

           
十五夜はあまりすっきりしない夜空が多いのに対して、十三夜は晴れることが多いようで『十三夜に曇りなし』という言葉がある。
        

(付記)

深田正韶の歌は尾張名所図会にもかかれています。

「堀川日置橋より両岸の桜花を望む図」から、

深田正韶は、

この風景を「咲きつづく みぎわの花はいく千尋 はるにさらせる錦なるらん」

と詠んでいます。

 

(19,762歩)