昭憲皇太后(明治天皇の妃)の御歌2首(短冊) | 「洋ちゃん」のひとりごと

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先日(17日)から、

徳川美術館で春季特別展「華ひらく皇室文化」が催されています。


パンフレット(下に一部をスキャン)には、

『昭憲皇太后(明治天皇の妃)が愛した調度品・御真影』について、紹介されています。  

     
 


私「洋ちゃん」、

昭憲皇太后の御歌を書いた短冊2枚を持っています。


若いころに、入手しました。

ずっと仕舞ったままでしたが、今回、徳川美術館のパンフレットを見て出す…。

書家については???ですが相当以前に書かれた作品と思います。

紹介させていただきます。


(付記)

昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)

・明治天皇の皇后。

・嘉永2年4月17日(1849年5月9日) - 1914年( 大正3年)4月9日)。

・旧名・一条美子(いちじょう はるこ)。

・病弱で実子はなかったが嫡妻として明治天皇の側室(柳原愛子)が生んだ嘉仁親王(大正

 天皇)を養子とした

・ 欧州の王侯貴族・貴婦人と対峙できるよう近代女子教育を振興し社会事業の発展

 産の奨励等に尽力した。

・史上初めて洋装をした皇后。

・1914年( 大正3年)で崩御(64歳)。




                       
詠み みがかずば 玉の光は いでざらむ 

      人のこころも かくこそあるらし
意味   

「どんな立派な宝石でも磨かずに生地のままではあの美しい光は出てこないでしょう
 人の心もそれと同じはずで修養錬磨を怠ってはなりません」
    
「人は努力を惜しまずに毎日自己を磨き鍛えることによって苦しさや辛さに打ち勝つ立派な人間に成長し正しい道を歩むことができます」


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詠み ひとりのみ おもうこころの よしあしも

       てらしわくらむ(分くらむ) あめつち(天地)のかみ

意味 誰にもわからないであろうと、心の中でひそかに思うことでも、
     
天地の神々は、しっかりと其の善悪を、存じている。
     

昔から「ひとりをつつしむ」という言葉があるように、他人が見ていようがいまいが、悪いことをしてはいけません。
神々様は、すべてを見通していらっしゃいます。


(11,692歩)


(2018年4月27日に追記)