瑞穂区の史跡巡りの一環として、
瑞穂区内、塩付街道沿いにある馬頭観音について調べる。
馬頭観音
頭上に馬の頭を頂いている、
観世音菩薩(観音)は慈悲のお顔をしているが、
馬頭観音は唯一怒った顔をしているという特徴がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その2
奥村家の観音堂にある馬頭観音について。
(瑞穂区東栄町1-10 )
奥村氏本家は、この地から南にある大殿山(村上神社近辺…大殿町)で馬車運送業を営んでおり、
馬小屋を持ち、馬の安全さらに商売繁盛と屋敷守護を願って、屋敷の一角に馬頭観音 祀っていた。
しかし、
大正末期になると廃業し転居され無住になった家屋敷に永い間馬頭観音が寂しく留守番役を果たしていた。
その後、
分家筋の奥村氏が見兼ねて馬頭さんに伺った処、
「お前が面倒を見てくれるなら、お前の所へ行く」とお告げがあり、それで私宅玄関前、道路に面した場所にお迎えし祀った。
※奥村家の商売の守護と屋敷神であるため、道案内の標示も供養者の名も記載なし。
(34,855歩)