堀内宗完自筆の掛軸…画賛「春山青 春水碧」 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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昨日、床の間に、

堀内宗完宗匠自筆の掛軸…画賛「春山青 春水碧」を飾りました。

(茶室掛け用の掛軸です)


茶道に関心を抱いていた頃(ほぼ45年程前)に収集した作品です。


堀内宗完宗匠及び堀内家について

堀内家は、

表千家を支える重鎮の宗匠で、家元から皆伝を受け、江戸中期の堀内仙鶴を祖とする。


この作品は、堀内家12代宗完宗匠の自筆です。

・12代宗完宗匠は大正8年(1919)京都生。

・名は吉彦、別号に長生庵、兼中斎。

・平成27年5月27日に逝去されました。96歳。

(付記)

表千家家元から代々宗匠を務める茶家の皆伝を頂いているのは、堀内家と久田家の二家です。
             
  

共箱です


「春山青 春水碧」の意味

しゅんざんあおく、しゅんすいみどりなり

・春山青

  草木が青々と茂っている山。青嶺(あおね)

・春水碧

  春になって氷や雪がとけて流れる水は碧(みどり)。

禅語で

①春の山々は青くそびえ立ち春の湧水は新緑の緑色に染まっている。

 自然界の春の状態であるとともに心の状態を表す。

②春の山は新緑が青々と芽吹き、水は碧々とかがやく。