昨日、床の間に、
堀内宗完宗匠自筆の掛軸…画賛「春山青 春水碧」を飾りました。
(茶室掛け用の掛軸です)
茶道に関心を抱いていた頃(ほぼ45年程前)に収集した作品です。
堀内宗完宗匠及び堀内家について、
堀内家は、
表千家を支える重鎮の宗匠で、家元から皆伝を受け、江戸中期の堀内仙鶴を祖とする。
この作品は、堀内家12代宗完宗匠の自筆です。
・12代宗完宗匠は大正8年(1919)京都生。
・名は吉彦、別号に長生庵、兼中斎。
表千家家元から代々宗匠を務める茶家の皆伝を頂いているのは、堀内家と久田家の二家です。
しゅんざんあおく、しゅんすいみどりなり
・春山青
草木が青々と茂っている山。青嶺(あおね)。
・春水碧
春になって氷や雪がとけて流れる水は碧(みどり)。
禅語で
①春の山々は青くそびえ立ち春の湧水は新緑の緑色に染まっている。
自然界の春の状態であるとともに心の状態を表す。
②春の山は新緑が青々と芽吹き、水は碧々とかがやく。