「長円寺」の名勝標札…中区栄2-4-23:「柳薬師」について №2 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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私「洋ちゃん」、

名古屋市教育委員会設置の標札巡りをしています。

その一環として、

先日、長円寺(中区栄2-4-23(本町交差点一本南へ西南))設置してある、

名古屋教育委員会設置の名勝標札をデジカメ…


     
          
 

私「洋ちゃん」朱線のところ「柳薬師」に注目してデジカメ


   昭和59年に中日出版社から発行された

名古屋名所団扇絵(十二景) 森 玉僊画 を所持しています・・・。

 柳薬師夜開帳の様子が描かれています。


柳薬師は俗称で、寺号は新福院明治7年に取り壊される。

柳薬師と呼ばれていたかについては二説あり

 ①柳の木で彫った薬師如来が安置してあるので。

 ②柳の名木が繁茂している寺なので。

柳薬師は、毎年5月19日頃より7月7日まで開帳した。
この開帳は4年近くも藩に願い出て明和年間(1764~1772)にやっと許可された
 
 

享和二年(1802)「南総里見八犬伝」の作者、滝沢馬琴が物見遊山で名古屋を訪れ、広小路についての記述です。

(要旨)

・夏の暑い日、人々が涼みに出かける場所は、広小路の柳薬師の前である。

・柳薬師の前には茶屋がある。

・見世物小屋がある。

・芝居小屋がかけられていて、たいそう賑わっている。

・柳薬師の前より眺める広小路の景色は、江戸両国も薬研堀とよく似ている。

・広小路は納涼の人々でたいそう繁盛している場所である。


柳薬師夜開帳の団扇絵(一部、広小路ものがたりより引用(抜粋)

・夜、開帳はたいへんな繁盛・・・

寺の前にかかっている溝川の木橋を渡り、開帳を見にゆく大勢の人の姿を描く。

・柳の枝ごしに満月が見える。

・夜ともなると、どこかからともなく涼みに人々がくりだす。

・その中心が柳薬師の前であった。


↓拡大してデジカメ


  
    

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                   長円寺参道入り口