枯葉が舞い、冷気も日毎に強まるころとなりました。
今朝、冬架けようの掛軸を準備をし、秋よう作品を収納しました。
今朝まで床の間に飾ってありました、秋架け用
稲垣錦荘(錦箒庵)画讃横軸 『秋林野興』
の掛軸です。
(私の収集品です)
・稲垣錦荘(錦箒庵)は大正~昭和の時代にかけて漢詩・書画家として著名です
野興とは・・・野外の風物に興趣を感じること。
☆乙卯如月・・・大正4年2月
不浣・・・月末の10日間。下旬。
稲垣錦荘,錦箒庵,の略歴
明治27年(1894)~昭和44年(1968) 75歳で没
愛知県西尾市に生まれる。
16歳のとき山本梅荘に師事、石荘の教を受ける。
のち京の橋本関雪の門に入り、30年間にわたって師事研鑽。
大正11年に帝展初入選以降、帝展、日本南画院展、国際美術展などに入選多数。
昭和19年師関雪の逝去の後は漢詩文の服部担風を慕って津島市に移る。
戦後も日展委員、日本南画院同人として活躍。
担風没後は豊田市に移住。
晩年は挙母神社境内、瑞光院に寄留し悠々自適の生活をおくり、執筆活動した。
⇒令和元年7月14日に
Y市歴史民俗資料館へ寄贈しました