先日(20日)
瑞穂区某史跡案内の会の皆さんと
「暮雨巷(瑞穂区陽明町二丁目)」
を訪ねました。
暮雨巷(ぼうこう)は
宝暦13年(1763)頃の野崎氏の別邸となっていて、荒廃していたのを俳人の久村暁台(きょうたい)(1732~92)が買い入れて修理を施し、庵(居宅)として移り住んだと言われている。
暁台がここに住んでいたのは天明5、6年までの20年間程であった。
文化年間の初めには材木商であった七代目鈴木(水口屋)聰兵衛が購入。
大正時代に入り道路拡張により、暮雨巷は取り壊される運命となったが、大正12年(1923)に繊維問屋の中村貫之助が買い入れ現在地へ移築される。
その後、昭和22年東海銀行が中村氏から譲り受けて現在に至っている。
切妻造の平家建桟瓦葺とし、庇付の建物で、江戸期における俳人の住宅として、貴重な遺構であるとして、昭和38年愛知県指定文化財(建造物)に指定される。
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暮雨巷の外観です…正面からの撮影は禁止
暮雨巷の石碑
暮雨巷に至る庭園の入り口。
門を潜れば一面苔むした雑木林が広がり、まさに別世界の趣きである。
待合…信長塀があります
待合から暮雨巷遠望
記念写真・・・笑顔が素敵なお爺ちゃん!!
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茶室の内部
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茶室内にありました。
益田鈍翁の書額 昔の暮雨巷の書画…軸装
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私「洋ちゃん」の収集品です。
久村暁台の書です
益田鈍翁筆の短冊です…軸装です
詠み
「野嵜ぬしと 春もまた 秋も車を ともにして
光悦介に ふるき都に むかししのはん