見上げてごらん 桜誓願寺天井板絵ーはくぶつかん講座 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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今日(26日)名古屋市博物館での催し、はくぶつかん講座に参加してきました

今月のテーマは

「見上げてごらん 桜誓願寺天井板絵」で講師は学芸員のT氏。
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・私「洋ちゃん」は桜誓願寺へはウオーキング等で数回訪ねているお寺です。

・境内墓地には「岡谷家代々」、「伊藤萬蔵氏」のお墓があります。

・平成22年、誓願寺の改築に伴い

 裏堂(うらどう)の建物の内部を彩っていた天井板絵147枚を寄贈されました。

その天井板絵についての講演でした。

(講演の要旨を要約)

 レジメです

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1.桜誓願寺(昭和区滝川町47-1)とは、

・誓願寺は「桜誓願寺」という呼び名でも親しまれている浄土宗西山禅林寺派のお寺です。

・元亀3年(1572)信長の頃、誓願寺が清洲に建立され

 慶長年間(1596から1614)に名古屋城下の白川町(南寺町)を経て、現地へ移転しました。

・開祖が比叡山の桜を境内に植え、

 桜とともに歴代繁栄したので、桜誓願寺と呼ばれており、みがわり地蔵も安置されています。

・境内には杉立庵という茶室があります。


2.天井板絵の概要

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    図 風花翁雲阿「牡丹に蝶図」

この天井板絵は幕末に奉納され、複数の尾張の文化人たちの手で、花や鳥、人物などが墨や岩絵の具で描かれている。

50cm四方の板に描かれている。


3.ほこりの下には

奉納に関する記録は残っておらず詳細が不明でしたが、調査により、これらが尾張藩士で明倫堂教授をつとめた儒学者秦世寿(はたよよほぎ)が中心となって奉納したものだと判明した。

嘉永6年~安政5年(1853~1858)ころの制作と判明。


4.天井板絵制作の意味

・147枚の板絵は序々に揃ったものであり、秦世寿により、

  画で著名の人物にとどまらず、幅広い書画家に依頼したとと思われる。

・幕末期の尾張文化人のネットワークで描かれた板絵の数々と考えられる。

 

 

お断り)

天井板絵の一部が常設展場に展示してありましたが撮影禁止でした。
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※2013年3月17日、

 ウオーキングで桜誓願寺を訪ねた時のブログをコピー。

桜誓願寺

清洲越のお寺で慶長年間に名古屋城下の白川町に移り、さらに昭和17年に現在地へ移転。

開祖が比叡山の桜を境内に植え、桜とともに歴代繁栄したので、桜誓願寺と呼ばれる。

桜とともに持参したみがわり地蔵も安置されている。
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 桜誓願寺の境内墓地にあります「岡谷家代々」の墓です。
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 桜誓願寺の境内墓地にあります「伊藤萬蔵」氏の墓。

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