久昌寺は、
先日、江南市の
名鉄犬山線・布袋駅の近くにあります。
所在地…江南市田代町郷中51
うつけと蔑（さげす）まれても、
己の信じた道を突き進んだ、信長の青春。
美しく儚（はかな）い、吉乃との恋の結末は？
久昌寺は、
曹洞宗大本山総持寺の末寺で,
寺号は織田信長の側室吉乃（きつの）の
法名「久庵桂昌大禅定尼」に由来し吉乃の実家である生駒（いこま）氏の菩提寺です。
織田信長はまだ２２歳の頃、
すでに正室を迎え家督を継ぎ、尾張守護代織田氏の頭領として頭角を現していた。
その頃、清須にいた信長が足繁く通っていたのが、豪商生駒屋敷です。
生駒家四代家長の妹「お類」は織田信長の目に止まり「吉乃の方」として迎え入れる。
「吉乃」は、織田信忠、信雄、五徳を産みますが、産後の肥立ちが悪く、
永禄9年(1566)5月13日、29歳の若さで新築となった小牧城で死去。
久昌寺境内の西側に生駒家の墓地があり、ここに「吉乃の方」の墓碑があります。
現在は、お寺の前庭を久昌寺公園として整備され、
江南市内の歴史探索や憩いの場となっています。
※222年２月17日にブログしたタイトル「生駒屋敷跡（小折城）」も是非ご覧下さい。
久昌寺の石碑
久昌寺の案内看板…石碑の右側、道路沿いに立つ。
案内看板の下に描かれている「尾張名所図会」
久昌寺です。
久昌寺の屋根にいる生き物達
法法名「久庵桂昌大禅定尼」…「吉乃の方」の墓碑
尾張名所図会・後編巻之六より…詠みが分かりました
※2022年5月14日付け中日新聞・朝刊よりスキャン
※2022年5月25日付け中日新聞・朝刊よりスキャン
