久しぶりに‘焼き物”を紹介させて頂きます。
十右衛門造 宗完箱書付の赤織部茶碗です。
この茶碗は昭和48年に購入した私の大切な収集品の一つです。
織部の緑黄はやはり綺麗で美しい。
手にした感触、重さは最高~~気分爽快に。
和室にあるケースに置いてあります。
※ 織部
千利休の高弟で戦国時代の
武将‘古田織部正重燃(おりべのかみしげなり)の好みや、指導で作られた陶器。
古田織部正重燃が、尾張の国瀬戸の赤津村の陶工に意匠を授けて焼かせた茶器。
美しい青緑色が印象的で、これは灰釉に酸化銅を加えて作ります。
模様は草画が描かれ雅趣がある。
(一昨日購入したデジカメの最初の写真です)
茶碗の正面より。
茶碗の裏側。 茶碗の中の画。
裏側です。 十右衛門の窯印。 菊の紋あり…晩年の作品です。
共箱です。 堀内宗完〈現、宗心)の書付です
加藤十右衛門(明治27年~昭和49年10月15日)
日本の陶芸家。岐阜県 土岐郡 笠原町 (現・多治見市 )生まれ。
八坂窯開窯。
美濃大平の陶祖加藤景豊 (加藤五郎衛門景豊)の流れをくむ。
1927年には笠原町の町長を務める。
1958年に岐阜県の無形文化財保持者に認定。
美濃桃山陶芸に魅力され伝統技法をベースに、志野、黄瀬戸、織部、美濃伊賀などを手掛けた匠。
戦後の美濃陶芸再興復元に尽力。1974年、79歳で死去。
(堀内)宗完
堀内家は代々表千家の宗匠を努める茶家。
箱書の宗完は堀内家の12代目。
兼中斎宗完が斎号。